リコの文芸サロン

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上七軒歌舞練場、シンポジウム

2018-07-08 | 心に問うこと

 

 梅嘉さま       泉涌寺長老 上村さま  北野天満宮宮司 橘さま

 

平成20年3月に特別参加の伊勢神宮、西国各地の有力神社・寺院が集い「神仏霊場会」が設立されました。

伊勢神宮内宮、外宮と60社90寺の152社寺を巡り御朱印をいただきます。満願者は毎年の総会に招待されます。私は2回満願し、今は3回目をゆっくりと参拝しています。写真は霊場会特製の参拝朱印帳です。朱印帳は各社寺で購入できます。

公式ガイドブックは集英社から「神と仏の道を歩く」で出版されています。

7月5日の北野天満宮での総会の後で、平成30年は10周年記念として上七軒歌舞練場でシンポジウムが開かれました。パネラーとして写真のお三方をお迎えし,泉涌寺執事の渡辺さまの名司会で講演会が行われました。

講演の中で上七軒芸妓組合長の梅嘉さまのお話が印象に残りましたので、概要をお知らせします。

「京の花街が担っている役割とは。花街のしきたりは、現代日本で忘れられて行く慣習・しきたり・倫理・道徳という教育とそれを継続・循環させていくシステムを含んでいる。寺院仏閣に収められていた高価な金襴の織物や染物は歌舞伎界の衣装として生き、三味線や篠笛、鼓や太鼓といった伝統工芸を育み、賓客をもてなす心や作法を継承し、神社の杜や寺院の僧伽に相当する花街という共同体が後進を育てるというシステム。」

 

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