新しい元号が決まりました。出典は万葉集の「梅花の歌三十二首」の序文です。「大化」(645年)より248番目の元号です。
「初春の令月にして、気淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」(初春令月、気淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香)
新元号の考案者と言われている中西進先生の講談社文庫「万葉集」全5巻の(一)のp377に載っている訳文に依ると「時あたかも新春の好き月、空気は美しく風はやわらかに、梅は美女の鏡の前に装う白粉のごとく白く咲き、蘭は身を飾った香の如きかおりをただよわせている。」
この度は退位による改元なのでお祝いムードか国内に溢れています。