私の短歌の先生の友人の方が万葉集の内、防人の歌に特化して7月に本を出版されました。 植木久一著 『防人歌』 海鳥社刊
当時の地図や年表もきちんと書いてあり、挿し絵と和歌の書は著者の友人の奥さまで日展作家の石内多美さんが書いてみえます。美しく格調高い本に成っています。
著者は防人の生の声を皆さんと共有したいと解りやすく「同窓会の受付風景」から本文は始まっています。
「はじめに」に依ると、
この本は1260年後の天上同窓会をセットし、皆さんに集まってもらいました。ただし、年齢と気分は往時のままでね、とお願いしました。皆さんが若かった昔に戻り、生き生きした同窓会を展開してくれました。総合司会は、防人歌を集めて万葉集に組み込んだ張本人、大伴家持さんです。・・・以下略。
令和の元号の基に成り一躍注目を浴びた「梅花の歌序」の歌人の大伴旅人の息子の大伴家持が司会とは面白い設定です。本当にユニーク本ですどうぞ皆さんお読み下さい。