リコの文芸サロン

文化、芸術、手芸など人生を豊かにする情報発信ブログを始めました。より良いブログに育てるためにコメントなどお寄せください。

哀しく、嬉しい4月②

2023-04-23 | 奇貨譚
gooブログの「リコの文芸サロン」を開設して4月23日で5年に成ります。


私がブログを始めたキッカケは短歌会のHPを担当していたMさんが病気になられ、私がHPを担当することになりました。2018年2月のことでした。
 私がブログを知るために自分でもブログをしたほうが良いと彼女が勧めてくれたのです。
 それで、gooブログを2018年の4月23日から始めました。

残念な事にMさんは、5ヶ月後の9月26日に、55歳で亡くなられました。

Mさんを偲び詠みました。
短歌を始めて6年目の幼い詠草ですが、気持ちは充分に詠めてると思います。

 力の限り  涼風
○突如とはかくなるものか水の幕のかなたに去りぬあなたの姿

○友の死を知りしはいつかおぼろなり見つめ会ふこと叶はぬままに

○日が経つにつれて不在がのしかかる予期せぬ別れに悲しみつのる

○ご主人の記すメールの言の葉に深き憂ひのこもる「亡き妻」

○病室にパソコン持ち込み綴りたり随想四編執念の術(すべ)

○さりげなく「末期の癌」とメール来るあなたの覚悟に思はず怯む

○「なんの為に生きているのか」と重き問ひ答へる術なくただ見守れり

○モルヒネを打つ日の続く「何としても生きていたい」と今朝はつぶやく

○最後まで力の限りを尽くしたり怜悧な貴女の確かな誇り 

○あるはずの未来の扉消え失せぬ五十五歳の秋忽然と

○明け暮れに力の限りを尽くしたり病みゐる君との四百日を


★姉の命日
4月26日は20年前に56歳で亡くなった姉の命日です。
母の79歳の時です。父は2年前に亡くなっていたので、母は堪らなく寂しく、切なかったでしょう。私も70代に成り、なんとなく不安な、うらさびしい時が有りますから、母の切なさがやっと解ります。

○母の愛一入深き姉逝きてその時母も未来を失くす  涼風

 姉は存命ならば77歳で喜寿の祝です。
○在せばこそ
喜寿の祝ひを成すものを
繰り語もらす姉の命日  涼風

 姉の御主人は再婚されたし、子供もいなかったので、親族が集まり姉を偲ぶ機会もありません。

★短歌作戦会議
①言葉に気をつけないと己を貶めることになる

②やっぱり、楽しく。元気がモットーですが、
私の短歌は子供の様に楽しくが優先してますので、そろそろ、人は私の短歌をどう読むかを考えないといけませんね。
ご指導くださるM先生が
「私が一番目の読者と思って、詠草してね」
先日、
山鳥とうぐひすの声に励まされ杖つき登る椿散る坂  涼風

先生は「気持ちは解るが解りにくい」
リコ「椿散る坂とすれば季節がわかると想いました」
先生は「うぐいすが鳴いてるから椿が無くても春先と解る」

自分の歌は気持ちが先走ってうぐいすに気が付かないのですね。
結句を直して完成させました。

③16日に大鳥大社で吟行をしましたが、詠草を出された権禰宜の万力さんの短歌が素晴らしく、神職一家の生まれ育ちが滲み出てました。
生まれ育った味が歌にでます。

④私は大鳥大社の吟行で。良い歌が詠めました。
神社仏閣お参り歴40年の経験からひょいと出た、言葉を使いました。

⑤あけび歌会は大鳥大社で第1回の歌会(明治43年1月9日)が1910年に開かれてから、113年が経ちます。

この歌碑は花田師の遺言で昭和43年に、55年前に建立されました。
ますらをの歌起さなと集ふ日に ふふめる梅を見らくはたぬし   花田比露思
       

あけび誌は令和11年にあけび誌発刊・第100巻を迎えます。
100年経ったと言うことです。
私も月刊あけび誌の編集委員の一人として、良い記事を編集して、100年目を迎えたいと思います。




コメント (4)
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