私の属している、あけび歌会に「自歌自註」と言うコーナーが有ります。
9月号の「小さな詩型」を紹介します。
写真は感動して私が読んた短歌です。
小さな詩型 篠田政夫
〇の字は小さき詩型まろやかな心となりて遊ぶ心地す
平成十九年の夏の日、郵送されてきた封書の裏面には、〆(しめ)印でなく〇の字が記されていた。その瞬間に「小さき詩型」という言葉が浮かび上がり、簡明な二句切れで始まる歌を詠もうと思った。
初めに、〇の字が郵便物に書き込まれていたことは省略し、下句では「まろやかな心」になった自分の遊び心を詠んで歌を締め括った。余韻や余情を待たせることを考えたからである。こうして二句切れで始まる余り例を見ない歌が出来上った。
「歌は全部を言い尽すものではない」との大津留温先生の教訓を念頭に置いて歌を検討し、「歌は一つ良い所があればよい」という私なりの作歌信条を拠り所として、歌を仕上げたことを付記しておく。
★金沢の素敵なワンズさんの写真をブログからお借りして、あけび歌会の9月のホームページに使わせていただきました。
インターネットの検索欄で「あけび歌会」と入れると
あけび歌会→青字の1番上の「あけび誌の紹介」→
3番目の「各地歌会報告」をクリックすると
ひまわりの前のワンズさんが登場します。
左から、メイプル、アッシュ、エニィです。
飼い主の愛情深い短歌を添えて。
★8月22日〜2024年3月31日まで奈良の6つのお寺の共通拝観券が売りだされました。
リコは右足の足底筋膜炎が続いているので、お出かけ、散歩を控えています。
完治までに半年から1年掛かるそうですから、気長に不自由と付き合います。