1月24日に京都の四条烏丸付近の京料理「木乃婦」に行きました。
参加者は30名位。
食事に先立ち、3代目店主の高橋拓児さんのお話しが素晴らしかったので、引用します。
手に持って見える紙はB4サイズの大きな資料は食材の旬の時期の一覧表です。
季節の旬の一覧表です。
黒い棒が旬の時期を表します。
緑の印のところは鯛です。鯛は旬の時期が長いし、国旗のように赤と白の色があるので人気の魚です。
旬のものを食べて健康に留意する。
繊維の多いものを早春に、寒い時期は地中のもの(芋類)とその食材の持つ特徴を活かす。
冬は海が荒れるので、魚の入荷が少ない。
材料の入荷を参考に日々の献立を考える。
暑いときは涼しいものを多く、寒いときは暖かくなる食材を使うなどの献立に工夫を凝らされます。
値段の1/3が材料費になる。
日本料理は1000カロリー位で健康的です。フランス料理は2000〜3000カロリーにもなるので。
大広間でのランチです。
豪華な感じのお部屋です。
正面の絵は管かおるさん、
天井は扇のデザイン。
今日の献立は、
まず全体写真。
詳しく説明しますね。
八寸
穴子寿司
季節の八寸
高坏に盛られたお料理、飲み物は熱燗を選びました(料金に入ってます)
穴子寿司、なまこ(器に入ってるもの)、海老など7種。
造里、
鯛、鮪、いかの三種盛り
御椀、
白味噌仕立て、鶏生麩。蕪、椎茸、ほうれん草。
茶碗蒸し。
食べ終わった器の底のデザインが良いね。
酢の物、
蟹、帆立。
油物、
海老湯葉巻(海苔で湯葉が海老に巻いてある)プリプリで美味しい海老ですね。
蒸物
大きな鰆が蕪蒸しにしてある。
御飯、
鯛、生姜御飯。胡麻、大葉が振りかけてある。
水物
林檎、苺のゼリー寄せ。
高橋店主のお話しでこんなに苦心して献立を作られるの初めて知りました。
「木乃婦」のような老舗の料亭は味はもちろん、部屋の造り、サービスの質等が料金に含まれると、しみじみ感じました。高い料金も納得です。
健康を考えて季節の食材を食べるために2ヶ月に1度くらいなら、この店に通えると思います。