リコの文芸サロン

文化、芸術、手芸など人生を豊かにする情報発信ブログを始めました。より良いブログに育てるためにコメントなどお寄せください。

お勧めの本その①

2021-03-15 | お勧めの本

毎年3月に更新します。

リコのお勧めの本、⑦~⑩位と番外編です。

その②(⑥~②位)とその③(①位)は順次アップします。


⑦利休にたずねよ 山本兼一

直木賞受賞作です。利休を主人公にあれだけ発想を飛ばし驚きと哀しみを合わせ持つ傑作です。
惜しいことに山本氏は確か2014年2月に57歳で亡くなられました。


⑧志村ふくみ先生の作品集(草木染めの人間国宝です。)

写真は小袱紗です。

名随筆家と言われると志村ふくみ先生の本を始めて読んだのは『一色一生』でした。
『たまゆらの道』は娘の洋子さんと共著ですが、志村先生と洋子さんは美しい作品共に文章も素晴らしいのでご覧あれ。
リコは40年くらい前に展覧会で手に入れた袱紗セット、紫根染めの帯締めなど数点志村先生の作品を持っています。


⑨木を植えた男

絵本と、文章で読みましたがこの本は私たちが忘れてしまった大切な事を思い出させてくれます。


⑩塩沼亮順大阿闍梨

2015年9月のNHKのスイッチインタビューで初めて塩沼師を拝見しましたが、
その穏やかな風貌に惹き付けられました。
修験道の荒行と言われる吉野の大峯山を千日もかけて(往復48m、標高差1300m)
登り降りする、大峯千日回峰行を1300年間に2人しか満行していない内の
そのお一人です。あんなに厳しい荒行を成し遂げた人にしてはその佇まいの和やかさ。


私は5年前に仙台市の慈眼寺の護摩祈祷に参列して、塩沼師を遠くから拝しました。
昨今の日本の環境を心配して塩沼師に日本を守って頂きたい思っています。


★番外ながら面白い本です。

〇マディソン郡の橋 

人生の一時期、その後の生涯を支える出来事が有っても良いではないかと思わせるフランチェスカの恋でした。
その後、再び二人は会うこともなく人生を終えます。


〇天国から始まる物語



20歳からシニアのリコは読書を始めましたから読書歴はながーいですが、有りそで無かった本です。
『天国からはじまる物語』はアメリカ人の著者のガブリエル・ゼヴィンが28歳の時(2005年)の作品です。若いのに有りそうでなかった本が書けるとは驚きです。
年齢別、性別、健康状態により、人それぞれにこの本の役立て方があり、人生の礎(いしずえ)に出来ると思います。
ぜひ、皆さまご自身でじっくりと読んでみて下さい。
《訳者あとがき》
実り豊かな人生を送るには、「逃げない勇気」が必要だ。人はみな、どういう状況に置かれているにせよその時に自分にできることを精いっぱいやるしかない。そうして人生をあきらめずにいれば、いつかどこかで、大好きな人
や、憧れの人、そして、まだ見ぬ大切な人と出会えるときが来るかも知れない。この物語は、そんな希望を与えてくれる。

読み終えておとぎ話の『桃太郎』を思い浮かべました。

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こぼれ話し・游⑩

2021-03-13 | 日々彩彩
桜の通り抜け
昨年中止だった大阪造幣局の桜の通り抜けの入場は今年は抽選で開催されます。
リコも応募しましたから当選すれば4月に葉書が届くでしょう。



会場で販売される記念グッズも抽選でした。2021年はリコにとって特別な年ですから応募しましたら記念硬貨付写真立てが当たりました。
届いた品がまービックリ、手の込んだ品物で驚きました。


メッセージカード、シール入りです。


硬貨の表の面の説明。
500円は桐、100円は桜、50円は菊花
10円は平等院鳳凰堂、5円は稲、水車、水
1円は若木です。知らなかったよ。


未使用硬貨の500,100
50,10,5,1円の6枚の硬貨の表面です。
真ん中は銀製の記念メダルです。



裏面です。



リコとダーリンの写真を入れました。



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天空のチベット・仏画タンカ

2021-03-10 | 日々彩彩
3月6日にNHKBSで「天空のチベット ・謎の絵師の郷」を観ました。


ザムタン村。

巨大なタンカ(仏画)は村の祭りで飾られます。この下を通り無病息災と佛の教えを学びます。

空港のある成都から北西に500kmの四川省ザムタン、標高3285mの村に
弘法大師・空海似の第47代法主シャムヨンロジュ・リンポチェ師が千年の歴史のあるタンカ(仏画)の伝習所を開校し、技術継承を推進しました。



その第1期生が卒業を迎え、卒業生が1年かけて描いた卒業作品は2020年11月上海で初デビユーの美術品のオークションで4500百万円もの値段が付きました。

完成した卒業作品 「仏陀伝」




作品に魂を入れる仕上げの開眼の眼を書き入れるリンポチエ師。
「知恵と慈悲が合わさって瞳と成る」とリンポチエ師は言われる。



タンカ制作風景です。








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人を想う

2021-03-07 | 短歌
宮中歌会始


あけび歌会の創始者の花田比露思師が昭和39年の宮中歌会始の召人として招かれました。
お題「紙」
ふるさとの清き流れに今もかも
翁はひとり紙濾くらむか

リコはこの詠進歌を読んで、
「本人は知らないのにどこかで自分の事に想いを馳せてくださる人がいるのだ」とひとりぼっちだと思っても誰かが気にかけてくれて居ると安心しました。

そして、平成19年に前主幹の大津留温師も召人として参内し、
お題「月」

天の原かがやき渡るこの月を異境にひとり君みつらむか

この詠進歌は中国・長安の地で望郷の念にかられたであろう阿倍仲麻呂、アメリカ留学中の孫、北朝鮮に拉致された人々を想い詠まれた。



大津留師はこの歌会始の18年前の1989年の昭和天皇の殯宮(ひんきゅう)の儀(下々の通夜にあたる)に参内された。
歌会始の儀式の時に大津留師は同じ正殿・松の間の昭和天皇の殯宮の間を思い出されていたでしょう。

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あなたならどうする・脳出血②

2021-03-06 | 奇貨譚
右脳モードのチェックワード、
Being、 Here and Now(今、ここに)
脳出血①はリコのブログの2/25にアップしてます。

アメリカのハーバード大学のジル・テイラー博士は1996年12月10日に左の脳出血を起こしました。
大変な努力と忍耐で何とか電話を会社に掛けて、救急車を手配してもらい一命をとりとめました。

8年の闘病の末、回復しその時に体験したことを講演し、本を書きました。
リコは偶然、20年以上前にその番組を見ました。
今回、『奇跡の脳』の本を取り寄せて丁寧に読みました。
単行本は2009年に発行されました。


リコが本を読んで考え付いたことを書きます。
これらはリコの独断で、なんの医学的、精神医学的根拠は有りません。
①右脳(み・3)+左脳(ろく・6)=みろく脳(3・6・9脳)
右脳と左脳のバランスの取れた状態をリコは『みろく脳』と呼びます。

②右脳3+左脳6が今の時代に必要なバランスでしょう。
時には右脳優先のモードになるようにする。
Here and Now(今、ここに)
自分の意識が今どちらの脳優先かのチェックワードです。
左脳:過去と未来を認識する
右脳:現在を認識する
事態を何とか出来るのは今とここだけです。      

③日本人の関 啓子先生は神戸大学で教えている時期に、2009年7月14日に三宮へ映画を見に行く途中で右脳梗塞で倒れました。
関先生もジル博士の本を読んで見えました。

医学的に脳を知りたい方はこちらの本がお勧めです。
右脳がダメージを受けるとどんな症状が出るか、回復に何をしたかなど写真付きで詳しく解説してあります。



関先生の病巣の絵です。
主に右中大脳動脈領域と前大脳動脈領域の一部に梗塞があります。



④リコは右脳と左脳の仕組みを知り人生に役立てたいと思っていますのでジル博士の本に付いて言及します。
「照一偶」の精神です。
コロナ禍で大変な時代に成りましたが、皆で助け合い、他者を理解し、生きやすい世を作りましょうね









コメント (2)
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