ジョン・チーヴァー『橋の上の天使』
雑誌『モンキー』vol.15に、ジョン・チーヴァーの短編が6本掲載されていた。
初めて読んだジョン・チーヴァーは、想像していたより面白かった。
もっと読みたいと手に取った『橋の上の天使』、実は何年も前に古書店で買ったものだ。
15本の短編があり、そのうち半分くらいが好みの小説。
何かが起こりそうな、かすかな緊張感があって、本当に何か事件が起こってしまうと、もとの生活に戻れなくなってしまう感覚が、読後しばらく続く。
そんな中、表題の『橋の上の天使』は、ホッとする。
一番最後に入っていて、とても短いのだが、それまでの14編で凝ってしまった身体をほぐしてくれるようだ。
作中の天使は女性で、表紙に描かれている男性とは、イメージが違う。
1992年刊行の本で、それほど古くはない。
しかし写植からDTPへと、変化の激しい時代に取り残されたようなデザインの表紙、という印象はある。
文字の詰め方は、とっても好きだけれども。
装丁は渡辺和雄氏、装画は宮いつき氏。
村上春樹氏訳のジョン・チーヴァーの新刊が出るようで、装丁ともに楽しみ。(2018)
雑誌『モンキー』vol.15に、ジョン・チーヴァーの短編が6本掲載されていた。
初めて読んだジョン・チーヴァーは、想像していたより面白かった。
もっと読みたいと手に取った『橋の上の天使』、実は何年も前に古書店で買ったものだ。
15本の短編があり、そのうち半分くらいが好みの小説。
何かが起こりそうな、かすかな緊張感があって、本当に何か事件が起こってしまうと、もとの生活に戻れなくなってしまう感覚が、読後しばらく続く。
そんな中、表題の『橋の上の天使』は、ホッとする。
一番最後に入っていて、とても短いのだが、それまでの14編で凝ってしまった身体をほぐしてくれるようだ。
作中の天使は女性で、表紙に描かれている男性とは、イメージが違う。
1992年刊行の本で、それほど古くはない。
しかし写植からDTPへと、変化の激しい時代に取り残されたようなデザインの表紙、という印象はある。
文字の詰め方は、とっても好きだけれども。
装丁は渡辺和雄氏、装画は宮いつき氏。
村上春樹氏訳のジョン・チーヴァーの新刊が出るようで、装丁ともに楽しみ。(2018)
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