アンドルー・クルミー『ミスター・ミー』
映画『幸せへのキセキ』の中で、マット・デイモンが演じるベンジャミン・ミーのミー(Mee)という名前は、さほど珍しいものではないらしい。
最近読み終えた小説『ミスター・ミー』も同じMeeで、これはMeを変化させて、おかしなニュアンスを加えたものだと思っていた。
日本人の姓でいえば「私さん」みたいなもので、いないことはないかもしれないが、馴染みのない名前のようなものだろうと。
「私さん」であれば、常識からずれている言動をとっても納得できる。
なんといっても「私さん」なのだから。
しかし、それが実は「松本さん」くらい普通の名前だとすると、それまで読んできた小説の世界が、勝手な思い込みで構築されていたのではなかったのかと、修正を迫られる気がする。
とはいっても、間違った読み方ができるのも、小説として魅力があることの証明でもあるだろうから、気にしない。
表紙に描かれた老人の、惚けた表情が、コミカルなストーリーを期待させる。
装画は古村燿子氏。装丁は本山木犀氏。(2012)
映画『幸せへのキセキ』の中で、マット・デイモンが演じるベンジャミン・ミーのミー(Mee)という名前は、さほど珍しいものではないらしい。
最近読み終えた小説『ミスター・ミー』も同じMeeで、これはMeを変化させて、おかしなニュアンスを加えたものだと思っていた。
日本人の姓でいえば「私さん」みたいなもので、いないことはないかもしれないが、馴染みのない名前のようなものだろうと。
「私さん」であれば、常識からずれている言動をとっても納得できる。
なんといっても「私さん」なのだから。
しかし、それが実は「松本さん」くらい普通の名前だとすると、それまで読んできた小説の世界が、勝手な思い込みで構築されていたのではなかったのかと、修正を迫られる気がする。
とはいっても、間違った読み方ができるのも、小説として魅力があることの証明でもあるだろうから、気にしない。
表紙に描かれた老人の、惚けた表情が、コミカルなストーリーを期待させる。
装画は古村燿子氏。装丁は本山木犀氏。(2012)
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