ロビンソン本を読む

本とデザイン。読んだ本、読んでいない本、素敵なデザインの本。

剃髪式

2019-01-17 18:01:18 | 読書
ボフミル・フラバル『剃髪式』





 石油ランプの丁寧な描写が続く。

 ビール醸造所の静かな生活が描かれていく。

 穏やかな小説。

 と思っていたら、とんでもなかった。

 これどこまで本当? 

 小説に向けてする質問ではないが、はじけすぎて想像が追いつかない。

 だんだん馴れてくると、いくらか余裕を持って楽しめるけれど、さらに上をいく出来事が。

 150ページほどの薄い本のなか、何度心がざわついたことか。

 最後は、これで終わってしまうのか、やっとわかってきたところなのに。

 ちょっと心残りなので、もう一度最初から読み直してみる。

 幸いなことに、フラバルの本は、まだほかにもあって、容易に手に入りそうだ。

 デザインは安藤紫野氏。(2018)



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