コリン・バレット『ヤングスキンズ』
カバーのイラストは、ぼくの好みとはいえない。
周りの本とは違う、ちょっと変な感じが、逆に興味を引いたのかもしれない。
それでも、書店の海外小説の棚でなければ、手に取ることはなかったと思う。
7つの短編、アイルランドの地方都市に生きる若者の話。
ちょっと暴力の匂いがしたり、本当に暴力をふるったり、心を傷つけるものだったり。
どこにも行けない閉塞感が漂っている。
その中に、ときおり繊細さが顔を出す。
著者自身の気持ちが自然と溢れたのか、それとも巧妙に計算されているのか。
いずれにしても、心に残る世界に変わりはない。
読み終わってみても、イラストの違和感は解消されない。
ヤングアダルトに届くイラストなのかもしれないが、間口を狭くしていないかと心配になる。
装丁は水崎真奈美氏。装画は葉山禎治氏。(2018)
カバーのイラストは、ぼくの好みとはいえない。
周りの本とは違う、ちょっと変な感じが、逆に興味を引いたのかもしれない。
それでも、書店の海外小説の棚でなければ、手に取ることはなかったと思う。
7つの短編、アイルランドの地方都市に生きる若者の話。
ちょっと暴力の匂いがしたり、本当に暴力をふるったり、心を傷つけるものだったり。
どこにも行けない閉塞感が漂っている。
その中に、ときおり繊細さが顔を出す。
著者自身の気持ちが自然と溢れたのか、それとも巧妙に計算されているのか。
いずれにしても、心に残る世界に変わりはない。
読み終わってみても、イラストの違和感は解消されない。
ヤングアダルトに届くイラストなのかもしれないが、間口を狭くしていないかと心配になる。
装丁は水崎真奈美氏。装画は葉山禎治氏。(2018)
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