ハーパー・リー『アラバマ物語』
書店でハーパー・リーの『さあ、見張りを立てよ』を立ち読みしたら、冒頭の2ページですっかり気に入ってしまった。
帯に『アラバマ物語』の20年後を描く、とある。
その書店に『アラバマ物語』はなかったので、『さあ、見張りを立てよ』だけを購入し、後日『アラバマ物語』を手にした。
なんだか不思議な本。
ペーパーバックほどの大きさで、カバーはなく、表紙、背ともに古風なデザイン。
奥付を見ると昭和39年が初版で、おそらくデザインが当時のままなのだ。
表紙には少女のモノクロ写真が切り抜きで入っている。
著者の子供時代かと思ったが、映画化した際に出演した俳優だった。
本文の中にも、映画の写真がところどころ挿入されている。
1962年の古い映画に、本全体が包まれている。
子供たちの、たわいない遊びの日々が綴られ、のんびり読んでいくと、少しずつ、日常の中に人種差別が見えてくる。
古い時代の話だからと思って読んでいたが、人の本質はあまり変わっていないのではないかと、50年後のアメリカをみて感じる。
クレジットはないが、装丁は花森安治氏らしい。(2017)
書店でハーパー・リーの『さあ、見張りを立てよ』を立ち読みしたら、冒頭の2ページですっかり気に入ってしまった。
帯に『アラバマ物語』の20年後を描く、とある。
その書店に『アラバマ物語』はなかったので、『さあ、見張りを立てよ』だけを購入し、後日『アラバマ物語』を手にした。
なんだか不思議な本。
ペーパーバックほどの大きさで、カバーはなく、表紙、背ともに古風なデザイン。
奥付を見ると昭和39年が初版で、おそらくデザインが当時のままなのだ。
表紙には少女のモノクロ写真が切り抜きで入っている。
著者の子供時代かと思ったが、映画化した際に出演した俳優だった。
本文の中にも、映画の写真がところどころ挿入されている。
1962年の古い映画に、本全体が包まれている。
子供たちの、たわいない遊びの日々が綴られ、のんびり読んでいくと、少しずつ、日常の中に人種差別が見えてくる。
古い時代の話だからと思って読んでいたが、人の本質はあまり変わっていないのではないかと、50年後のアメリカをみて感じる。
クレジットはないが、装丁は花森安治氏らしい。(2017)
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