藤川幸之助『君を失って、言葉が生まれた』
この本は、買ってすぐに開いたけれど、読み進められなかった。
読まないことで、時間を止めてしまいたかった。
そのまま何年も過ぎてしまった。
癌で妻を亡くした男の言葉。
そばにいたのに、ちゃんと見ていなかった。
いつでも言えると思って、優しい言葉をかけてあげなかった。
そして、いつの間にか別れの日が近づいていた。
再びページをめくる。
著者の悔やむ気持ちが押し寄せてくる。
自分が別れを目の前にしているように感じる。
本から顔をあげるのだ、周りの人をしっかり見るのだ、愛するのだ。
別れはふいにやってくるかもしれない。
表紙を見ているだけで、失ってしまった何かを思い出しそうになる。
装丁は名久井直子氏、イラストは田雑芳一氏。(2014)
この本は、買ってすぐに開いたけれど、読み進められなかった。
読まないことで、時間を止めてしまいたかった。
そのまま何年も過ぎてしまった。
癌で妻を亡くした男の言葉。
そばにいたのに、ちゃんと見ていなかった。
いつでも言えると思って、優しい言葉をかけてあげなかった。
そして、いつの間にか別れの日が近づいていた。
再びページをめくる。
著者の悔やむ気持ちが押し寄せてくる。
自分が別れを目の前にしているように感じる。
本から顔をあげるのだ、周りの人をしっかり見るのだ、愛するのだ。
別れはふいにやってくるかもしれない。
表紙を見ているだけで、失ってしまった何かを思い出しそうになる。
装丁は名久井直子氏、イラストは田雑芳一氏。(2014)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます