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社説[辺野古「聴聞」終了]撤回へ問題整理を急げ
翁長雄志知事の急逝から一夜が明けた。県内では保守、革新の政治的立場を超え、驚きと悲しみが広がった。県庁には半旗が掲げられ、志半ばでの死を悼んだ。那覇市大道の自宅には多くの弔問客が訪れた。新基地建設に反対する市民らが座り込む名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では、参加者らが黙とうをささげ「命を削り、闘った知事の遺志を引き継ぎ、新基地は造らせない」と誓った。一方、防衛省沖縄防衛局による埋め立てのための護岸工事はこの日も止まらなかった。菅義偉官房長官は記者会見で「(辺野古が)唯一の解決策であることに変わりはない」と繰り返した。防衛局は今月17日にも埋め立て土砂を投入する予定である。翁長知事の命懸けの訴えを一顧だにしないのは、あるまじき行為だ。翁長知事は4年前の知事選で、公約を覆して埋め立て承認をした前知事に対し、約10万票の大差をつけて初当選した。知事の撤回表明は民意を背景にした決断なのである。政府が「沖縄に寄り添う」というのは口先ばかりだ。安倍晋三首相は国会で「移設先となる本土の理解が得られない」と答弁したことがある。新基地建設に反対する大多数の県民の意思を力ずくで押しつぶし、建設するというのは民意を軽んじるものである。沖縄ならいいのか。あからさまな「沖縄差別」というほかない。
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新基地建設のための埋め立て事業者である防衛局の意見や反論を聞き取る県の「聴聞」が翁長知事が急逝した翌日の9日、県庁で開かれた。知事が「公益に適合しない」として表明した撤回に向けた手続きの一環である。聴聞は非公開で行われ、防衛局側の弁明内容は公表されていない。防衛局側の説明によると、防衛局は聴聞を続けるよう求めた。しかし県はこの日で聴聞を打ち切った。聴聞前の文書のやりとりで防衛局の言い分は聞いていると判断したとみられる。防衛局が聴聞の続行だけを求めるのはおかしい。同時に土砂投入もやめるのが前提だ。聴聞が続く間に土砂を投入する考えであることは明白で筋が通らない。聴聞が終了したことで、職務代理者の副知事による撤回の環境が整ったことになる。県は聴聞の報告書を作成し、精査した上で副知事が最終判断する方針だ。
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防衛局側は聴聞通知書を受領してからわずか9日間しかなかったこと、県が撤回の手続きを始める根拠について具体性や明確性に欠けることなどを主張した。今後、翁長知事が表明した撤回を職務代理者の副知事が実行することについての是非が浮上する可能性がある。翁長知事の強い意思に基づく撤回に沿うためにも県は問題点の整理を急ぐ必要がある。知事選は9月中に行われる見通し。新基地建設問題を最大の争点にすべきだ。争点ぼかしは許されない。
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