オミクロン株感染が拡大している沖縄県で5日、1日当たりの新規感染者が623人に上った。600人超えは約4カ月ぶり。前日から一気に2.5倍以上に急増し、東京の人口に換算すれば約6000人に相当し、6日には過去最高の980人前後が新たに感染したと発表した。
■米軍基地に批判集中
急拡大の元凶は、県内の米軍基地だ。日米地位協定に基づき、米軍人や軍属が日本側の検疫対象になっていない上、米軍関係者がマスクなしで外出する事例も散見される。基地から市中にオミクロン株がしみ出ている状況だ。玉城知事は2日、「米軍の管理態勢の不十分さを示しており、怒りを覚える」と強く批判していた。
この惨状に慌てているのが自民党
今夏に行われる参院選に向けて、野党共闘ならぬ「ゆ党共闘」が水面下で進みつつある。
国会では、昨年10月の衆院選で議席4倍増と大躍進した日本維新の会と、国民民主党が急接近。幹事長・国対委員長会談を定期的に開くなど距離を縮め、先の臨時国会でも法案の共同提出や憲法審査会の開催要求で足並みをそろえた。
そこに乗っかろうとしているのが、東京都の小池都知事が立ち上げた地域政党「都民ファーストの会」だ。参院選で国政進出を目指す都ファは、昨年12月に国民との合同勉強会を開くなど連携を進めている。
■維新、国民、都ファの連携が進む