イタリアの風に吹かれて ~con te partiro~

前世(かこ)から未来(いま)へと紡がれし時の記憶
あなたと交わした約束の欠片を辿る遥かなる愛しき旅

お墓参りと産土の神様に日々の感謝とご挨拶

2010年12月01日 21時46分38秒 | 

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今日から いよいよ師走ですね。

私の住む地域はとても気持ちの良いお天気でした。

今日私は自分のルーツでありホームグラウンドである

大切な2つの場所、お寺さんと神社様に、

【今年一年有難うございました】の感謝のご挨拶に参りました。

電車に揺られること30分余り、改札を抜け出た瞬間から

【あぁ、懐かしいなぁ~落ち着くなぁ~】という 何とも言えない

心地良い空気が全身に広がり思わず深呼吸をしていました。

私がこの町で暮らしたのは赤ちゃん時代 1歳過ぎまでの

とても短い期間なのですが、親戚一同がこの地に住まい、

ご先祖様のお墓があるのでよく訪れていました。

大人になってからも折に触れ自分と向き合いたい時など

何度となくお墓参りに通った 私の大好きな城下町。

お寺さんまでの十数分の道のりは想い出巡りをするが如く

いつもよりゆっくりと歩きました。途中お花屋さんを見つけ

お花を手向けるつもりが、お花屋さんが見つからず

お寺さんに着いてしまいました。けれど ご先祖様は

お花、という形ではなく 私の気持ちの方を大事に感じて

いて下さるだろうと思い、お花を手向けられない事を

心の中でそっとお詫びをしてから、いつも以上に深々と

気持ちをご先祖様に向け 心を込めてお墓のお掃除を

させて頂き、自宅から用意してきた御線香を手向け、

日々の感謝の思いを心の中でお伝えしました。

今、こうして自分が存在しているのはご先祖様あってこそ。

そんな事を思い乍らいつも以上に神妙に手を合わせました。

お寺さんを後にして次に向かったのは、

私がこの世に生まれい出る時に送り出して下さった

お世話になったご担当者的な存在、産まれた土地を統べる

自身の聖地、パワースポットでもある 産土の神様に

ご挨拶に伺いました。ご神域が近づくにつれ気持ちは自然に

鎮まっていましたが、鳥居をくぐる前に、気持ちを更に整えてから

一礼(ご挨拶)をし、手水舎に向い禊ぎをしたのち本殿へ。

手を合わせ目を瞑り、暫し神様に心を向け、日頃の感謝や

近況報告などお話しをさせて頂きました。

きっと、神様のはからいだったのでしょう。

有り難い事にその時 参拝者は私だけだったので、

周りに気兼ねする事なく、随分と長い間 

神様の御前に居させて頂きました。

合わせた手は、なんとも言えぬ温かさにずっと包まれおり

【あなたをいつでも見守っていますよ】という、声なき声が 

ふわぁっ と 心の中から確かに聴こえたようでした。

神様とのお話しが終わってからは 境内を少し歩き、

ご神木にふれさせて頂いたあと、ご神託でもある

おみくじを引かせて頂きました

自分の魂のご縁のある場所というのは、いつ帰っても

変わらず 穏やかに 温かく迎え入れて下さる。

そして その場に居ると 只々懐かしくて、心地良くて

嬉しくて 有り難くて・・・・という何とも言えない

穏やかで柔らかな 優しい気持ちになります。

神様の大きくて懐かしい ふところで優しく包んで頂き、

神社というご神域で今日更なる愛というパワーを頂きました。

神社を後にする時、私と神様とのお話しが終わるのを

まるで待っていて下さったかの様に、続けて数人の、

感じのよい参拝者がお見えになりました。

神様、今日も素敵な清い時間を有難うございました。