立春の日の午後、急に思い立ち
数年ぶりに寒川さんにご挨拶に伺いました。
懐かしい 寒川さん。
平成になってから随分とご立派に様変わりした
寒川さんですが、包み込むようなその温かさは、
何も変わってはいませんでした。
毎年、初詣には寒川さんまで何十分もかけて歩いた
寒川さんは 懐かしい、ホームのような場所でした。
この場所は気がとてもいい事を感じさせられました。
阿、吽の 狛犬さまの威厳ある、
ご立派な堂々としたそのお姿に圧倒されました。
口を閉じた吽形(うんぎょう)の狛犬様の後ろに
少し見えている神馬舎が、
寒川さんの中で 私が最も好きな場所です。
神馬舎の中には、白い神馬の彫刻があり、
その神馬をひく猿の姿がとても好きなのです。
今回も、神馬舎の前に暫く立ち、
神馬とそれをひく猿を眺めさせて頂きました。
その足で社務所に足を運び「龍」の一刀彫を求め、
寒川さんを後に致しました。
晴れ渡る空、温かな立春の午後、
心あらわれた一日でした。
輪飾りや鬼門除けなどのお札も
納めさせて頂きました。
自分が望まなくても みせられる事象
もう関わらなくてすむ、と 安堵していたことが
再び目の前に ポンと顕われる時、
私はそこから何を学ぶのだろう?
ただ、それを受け入れること?
ただ、それを拒絶すること?
その答えは 多分 そのどちらでもなくて
直面したその事柄を通して 他でもない私の心が
その時 どんな風に動き、揺れるのかを
私が知る 気付く ということが 私にとっての
殊更大きな学びになるのではないかなと思いました。
神様ではない私には 当たり前のことですが(笑)
それはもう出来ない事、無理な事は山ほどあります。
だからこそ その時は 「ごめんなさい」で 大丈夫。
全てのリクエストに応えようとするのは
何処かいい人になろうとしていることだから
そして苦しくなるのは 他でもない 私なのだから
誰かの気持ちを優先にしたり おもんぱかったりの
学びは 嫌というほど(笑) 体験してきたので
形のない自由な風のように
私自身も自由でありたい
そして、その時々の 私の思いを
一番大事にしてあげたい、叶えてあげたい。
人それぞれ今生で解くテーマは異なると言う事を
いつもそっと 頭の片隅において
改めて 善い人 になるのはやめよう
無理は すまい(笑) と 思いました。
それが 自分の気持ちを 尊重することだから
最近 気付いたことでした。
ねこのように 自分の思いに忠実に(笑)