Luce、あなたと出逢い あなたがうちの子になってから
今日で丁度一週間になりました。
今、あなたは私の膝の上で身体をダラリンと伸ばして
スヤスヤ眠っています。
生後三ヵ月、動くものや色んな事に興味あるこの時期、
よく食べ、よく動き、よく眠る
無邪気なあなたを見ていると、2000年10月、
生後三ヵ月でうちにきた 私にとって憧れの初めての猫、
あなたにとっては先輩猫のミーシャとの
楽しい暮らしが懐かしく思い出さます。
ミーシャは素敵で立派な愛すべき雑種でしたが(笑)
あなたのお父さんはソマリ(ルディー)、
お母さんはロシアンブルー
あなたは5匹兄弟の中で2番目に産まれたと、
元飼い主さんからお聞きしました。
あなたの独特な毛色を見ていると
以前飼っていたジャンガリアンハムスターのようにもみえ、
フェレットのようにも見え、
黒く覆われた表面の毛並と対照的なうっすら豹柄模様の
キャメル色のお腹の色合いをみているとライオンにも見え、
そしてまた ソマリ、ルディーの特徴である
四肢の肉球周りと長い尻尾の先の黒い部分を見ていると
シャム猫とも重なり、言い知れぬ不思議な魅力を感じます。
雑種であろうと血統書付であろうと命の重さは
変わらないと普段から思っているのですが、
(映画の影響もあるのか?)チャトラ柄の猫ちゃんが
とても好きな私ですが、沢山の種類の猫の中で
特にソマリ(アビシニアンの長毛種)やシャム猫には
以前より美、華やかさ、エレガントさ、気高さを感じ、
憧れにも似た思いがあり とても好きな猫でした。
子供の頃、叔母の家に居たシャム猫を見た時も
その美しさに見入ってしまいました。
5月29日、思いがけずお声かけ頂いた猫ちゃんが
ソマリとロシアンブルーのミックスと聞いた時は驚きました。
三ヵ月まで沢山の兄弟猫やお父さん、お母さん猫の中で
伸び伸びと暮らし、元飼い主さんの愛情を受け
楽しい日々を過ごしていたことでしょう。
そんな環境から離れ、うちの子になってくれたあなた。
初日から、ハタキのおもちゃで沢山遊んだけれど
それでも最初の1、2日は夜中、不安そうな表情で、
「お父さんお母さん、皆どこ?私ここよ出て来て」と
訴えるように それは大きな声でずっと鳴きながら
部屋のあちこちを探し廻っていて 胸が痛かったです。
けれど3日目あたりからは本当の意味で
心を開き、身体をゆだね ゴロゴロいってくれたり
今ではすっかり仲良しよね
あなたと早い段階で仲良くなれたのも
ミーシャという猫がいてくれたお陰だと思っています。
ミーシャの時は あたふたしたり
手探りだったことも ゆとりをもって対応できます。
猫の中でも特に好奇心旺盛で運動量も多く
活発といわれるアビシニアン、ソマリですが、
一緒に暮らしてその意味がよく分かりました。
PCのキーの上にのり、ポインターの動きを目で追いながら
素早く手でパパッとやるので、メールのお返事をかくことや
facebookやブログ更新は中々至難の技ですが(笑)
それでも、子育てをさせて貰っているような
優しい気持ちが芽生えています。
5月29日の朝、お友達から
「新しい猫ちゃんを迎えいれる
お気持ちはまだありませんか?」とメールを頂き、
その日の夜にはお返事をさせて頂きましたが、
お返事をさせて頂くまでの数時間、自分の気持ちや
大切な命を受け継ぐという責任や様々なことに関して
深く堀り下げ真剣に考えました。
ミーシャが亡くなってから半年が経ちましたが
新たな子を迎えるという事はまだ考えていませんでした。
けれど、今、改めて思うのは
この子と出逢って本当に良かったです。
もしかしたらミーシャがこのご縁を繋げてくれたような
そんな気もするのです。
本来の猫特有の習性を消すことなく、
大らかに伸び伸びと 彼女の個性を尊重し
健康面にも気を配りながら 大切にしたいと思います。
顔はソマリそのものな気がします。
目の周りの くっきり はっきりした白い部分も
ソマリ、ルディーの特徴がそのまま出ています。
(ソマリの毛色はルディーの他に ミーシャのような
オレンジ系の毛色のレッド、ブルー、フォーンもあります)
Luceのお母さんは短毛のロシアンブルーなので、
毛の長さはお母さんに似て短毛なのかもしれません。
明るく元気で物怖じしないLuce、本当に可愛い子です。