地元の人達からは 「道了さん」と
親しみをこめて呼ばれている大雄山 最乗寺は、
山と老杉に囲まれた中に ひっそりと佇み
関東の霊場、天狗様のお寺としても
その名は知られています。
小田原に縁(ゆかり)ある私は子供時代から
折に触れ、大雄山を訪れていました。
↑ 本殿前
6月18日、夕方まで予定していたあることが
とても早い時間に終了したことにより、
この日ご一緒させて頂いていた方のご提案で
思いがけず 最乗寺を訪れることになりました。
この時期最乗寺を訪れる事はこれ迄なかったので、
駐車場から少し歩いた所から続く
ウェルカム・フラワー、紫陽花の花道は
とても新鮮で心なごみました。
この先には霊泉、金剛水堂があり
その場でご神水を頂くこともできますが、
ペットボトル等の容器に入れて持ち帰ることもできます。
梅雨時の貴重な晴れ間に、
最乗寺を訪れる事が出来て良かったです。
結界門をくぐり77段の石段を登りきった所にある御真殿
御真殿を写させて頂く時、毎回そうなのですが
シヤツターをきる前から肉眼でもはっきりわかるような
このような紫色の美しい光が御真殿を包んでいるのを
視せて頂けます。
この日は初めて御真殿の中に入らせて頂きました。
私一人だけだったこともあり 静寂の中で暫し心鎮め
穏やかな時間を過ごさせて頂きました。
そして、おみくじをひかせて頂きました。
最乗寺を訪れる時はいつも奥の院まで伺うのですが、
この日は少し膝に痛みを覚えていたので、
350段の石段を登ることはせず、
奥の院入口にいらっしゃる二体の天狗様に
心の中でご挨拶をさせて頂き最乗寺を後にしました。
天狗様が木々の間にいらっしゃるような気がして
写真を撮らせて頂いたところ、御真殿と同じような
綺麗な紫色の光がうっすらとたなびいていました。