ん？・・・・ひっかかる言葉の端々に矛盾を感じていた。
その時 相手に悟られぬよう 頭の中では
過去に聴かされた話しと
今展開されている話しとの整合性を静かに確かめていた。
そして気付いたカラクリ・・・・ しかし、
相手に恥をかかせることは粋ではないと
ひとまず呑み込んだ。
そんな中 想定外の メリットのある話しに心揺らぎ
その場で出さなくてはならぬ問いかけにＹＥＳを出した。
全ては自己責任。
僅かな時間だったが
自分の意志で 納得して出した筈の答えだった。
けれど １日２日と経つにつれ モヤモヤは大きくなり
「やっぱり違う・・・・（私）らしくない・・・」と
ココロは切実に訴えてきた。
物質世界に生きる中 思いがけず目の前に掲げられた
おいしい話しに一瞬呑み込まれ己の弱さを知った。
カラクリに気づいているのなら
そして それが自身の生き方にそぐわないのなら
出す答えは決まっている。
誰かに背中を押されたり 説得されて
考えぬいて出すものではなく
くしゃみをするように自然に出るものであり
湧き上がるもの 日が経つごとに
しっくりくること、それがその人にとって
ベストな答えのように思った。