ともすれば人というのは、
自分の中で重要視している情報であり
レアと感じるメッセージを発信してくれる存在に
一目置くきらいがあるように思わされる。
そしてまた 突出したものに目を奪われ
時に 激しく心ゆさぶられ 感応し
戦略の隠れた見事なパフォーマンスに ときめき
そのヒトのようになれると淡く錯覚する
しかし ある時 はたと気づく
時に真似し、崇拝するが如く
追いかけ続けたものは 他(た)の影、幻想にすぎず
そこに探し求めた答えはなく
己の中にこそ真の答えを導きだす力宿るという真実を
「自分は特別」 と誇示する人の
フィルター越しの 予言めいた言葉に怖れ
鵜呑みにする必要のないことを
そして
自分に内在する光のいと美しきかなを知った時
漸く歩き出す
自分だけに用意された
光の途(みち)を