昨晩、ドリーン・バーチュー博士の「エンジェルタロット」を使い
自分のリーディングをしました。(ケルト十字)
お持ちの方はご存じのように、このタロットカードは、
本来の伝統的なタロットとは少し異なっています。
そんなこともあり、カードを深く理解したかった私は
去年の今頃、タロットカード注文と同時に書店で
タロットカードの完全版ガイドブックも注文しました。
予定より半年近く遅れ晩秋、入荷の連絡を受け取りに行きました。
それから半年ほど経ちましたが、昨日のリーディングをを含め
このタロットを使ってのリーディングは僅か3回ほどでした。
伝統的なタロットカードになじんでいた私は、
このカードの奥深さを知りたい、という思いより、
「このカードでのリーディングは難しいな」という
苦手意識の方が勝っていました。
けれど3度目となる昨晩の自己リーディングは
それまでとは全く違った感動的なものとなりました。
心ゆくまでカードをシャフルしたかったので、
いつもそうしているように限られたテーブルの上のスペースで、ではなく
今回はリビングの床に生成りの大きな布をサッと敷き、心鎮め、
久しぶりに手にするカードに心の中で語りかけるよう 丁寧にシャフルし、
インスピレーションでランダムに10枚のカードをひきました。
返した全てのカードを見た時、見事な繋がりに深く感動しました。
それはタロット・リーディングをしてきた中で初めての経験でした。
人生において大きな変化の只中にいる時は、
大アルカナのカードが多く出ると言われます。
かつてイギリス人の先生からタロットについて学んだ時、
日常的な細々としたことを知るのは小アルカナが適しており、
人生の中で大きな決断をする時などは大アルカナが多く出ると仰り
また、大アルカナは小アルカナよりも決定的な意味を持つと聞きました。
22枚のカードはそれぞれ異なる意味を持ちます。
火・水・風・地という小アルカナの4つのスートも同様に
それぞれ象徴的な意味を持ちます。
創造性と情熱の火のスートが象徴するのは
人間が情熱や興奮を感じる対象であり、
仕事や夢をおいかける欲求、芸術的な分野にまつわるカードであり、
動きを意味するスートで伝統的なタロットカードではワンド(棒)が描かれています。
感情面を象徴する水のスートは感情に直結する要素を司り
家族や子供の頃の思い出などの他に
スピリチュアリティや直観力といった才能にも関係し
伝統的なタロットカードでは カップ(杯)が描かれています。
知性を象徴する風のスートは、伝統的なタロットカードではソード(剣)をあらわし、
斬新的なアイディア誰もが魅了されるコミュニケーション能力を示唆すると同時に
物事を選ぶ事が出来ない時やいさかい、身動きできない状態を意味します。
毎日の暮らしの中での活動や仕事、経済的安定を象徴する地のカードは
伝統的なタロットカードではコイン(金貨)をあらわし、
自分の内側で生まれることを表す、3つのスートと異なり、
自分の外側で起きる事、社会やコミュニティなどを司ります。
リーディングの中でカードが1つのスートに集中したり
或いは全く表れないスートがある時は意味があると言われますが、
今回が当にそうで、引いた10枚のカード中、5枚があるスートでした。
全く表れないスートもありました。
引いたカードは全て見事に調和され1つの物語として
美しい繋がり、タペストリーをみせていました。
例えば、私を示唆するカードには芸術的なスートが表れ、
言葉ではあらわし難い魂の思いまでもカードが代弁してくれました。
これまでは 引いた複数のカードの中に1枚ないし、複数、
「これはどういうことを伝えようとしてくれているのだろう?」と
キョトンとするようなこともあったのですが今回はそうしたカードは1枚も無く
本人(私)しか知りえない、様々を
「ずっと見ていましたよ。ちゃんと知っていますよ。
今まで本当によくやってきましたね。大丈夫」と 優しく包み込み
私の声なき声であり深い想いやそれまでの経験を
代弁するかのように 過去、現在、未来、無意識、意識、
希望、私の真の力、周りとの関係性などを含め
全て分かり易く示してくれていました。
今回、タロットカードから大きなエールを送って貰い
気持が切替わり晴れやかになりました。と同時に
タロットカードに対するそれまでの概念がガラッと変わり
カードは愛に溢れた素晴らしいツールであるということを
改めて気付かせてもらいました。