MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

キャラメルボックス 「水平線の歩き方」を観て

2015-10-26 | ランニング以外のスポーツ


 芝居なんて観るのはいつ以来か思い出せないほど久しぶりだけど、キャラメルボックスが人気の劇団だってのは(いまもそうなのかはよく知らないが)、特に芝居好きというわけでもない(かといって関心がないわけでもないが、まあ縁があまりなかったってことだ)わたしでも知っている。ちなみに上川隆也が昔所属していたらしい)。

 このブログのつながりとしては、主人公がラグビー選手--実にタイムリー--というところで、めったに観ない芝居について多少の感想を残しておくことにした。

 新作というわけではなくて、「再演」ということだけど、一言でいえば「良質なエンターテイメント」ということに尽きる。笑いあり、涙あり。1時間ばかりの短い芝居ではあるが、観客を飽きさせることはない。それなりに楽しい時間だった。

 あえて言うなら、新鮮味には乏しい。新しい実験があるわけでもない。手慣れた芝居をよく訓練された役者・スタッフがきちんと作り上げていて、文句はない。今や、日本の国のメンタリティの定番中の定番となりつつある「あきらめない」気持ちがテーマの一つであり、「絆」に代表される「一人では生きられない」がまた別のテーマでもある。震災以前の2008年に上演されているので、近年のこうしたストリームに乗って創られたわけではない。

 若い人たちがこうした芝居を観る--実際、中高生が多く観に来ていた--のはとてもいい刺激になると思うし、こういう劇団が存在しつつづけてほしいと思う。きっと、経営は、彼らのように名の知れた劇団でも大変だろうと推察するけど、彼らのような存在さえ守れないような国には未来がない気がする。

 感想に戻ろう。十分楽しい時間を過ごせたが、驚きや発見、戸惑いや疑問は起きなかった。悪くない。けれども、いささか手応えに欠ける。

 技術的なところでは、役者の顔の方向によっては幾分声が不明瞭で聞き取りにくいところがあった。それから、大垣市民会館という1400人ほど入るホールの中央やや左より、真ん中より少し後ろの席だったが、小さなホールだから舞台まで十分な近さだと思っていた。しかし、役者の顔や表情をはっきり見て取れなかった。少し残念。客は8割くらいは入っていたと思う。

 このあと、10/28豊橋、10/31岡山と上演の予定とのことなので、芝居好きの方、久しぶりの方、初めての方、ラグビーワールドカップで盛り上がったにわかラグビーファンの方、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

詳しくはキャラメルボックスの公式HPでご確認を。こちら

『水平線の歩き方』2008年版ダイジェストムービー

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