MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

日本サッカー、何がダメだったのか? その1

2014-07-02 | W杯ブラジル大会
ザッケロー二監督が離日

 内田と長谷部が見送りに駆けつけたそうで良かったと思う。すでに後任監督は(正式な発表はW杯終了後だそうだ)元メキシコ代表監督・前エスパニョール監督のメキシコ人・スペイン在住のアギーレ氏に決まったようだ。よく知らないが、ザックの年棒の2倍以上(150万ユーロ=ざっと2億5千万円前後)との報道もある。

 ザックが決まった4年前も、正直あまりよく知らなかったので、セリエAでミラン監督などを務めた人物とはいえ疑心暗鬼だった。が、ふたを開けてみれば実に立派な人物で、われわれにすばらしい4年間をプレゼントしてくれたと思う。ただし、「最後のW杯を除いて」というのが返す返すも残念だけど。

なぜアギーレ氏を選んだのか?

 代表監督の選考・交渉について、実質的に全権を握っているに近い(ように見える)原博実 日本サッカー協会専務理事兼技術委員長(強化担当)。 ザックを呼んできたのは素晴らしい仕事だったと思っているけど、今度もうまくいくかどうかはきちんと協会として見定めてほしいし、新たに技術委員長を引き継ぐ宮本にもきちんと評価してほしいと思う。

 今回人選の大きなポイントの1つは「W杯で指揮したことがある」「W杯のなんたるかを経験している」という部分にある。ザックの唯一の弱みがそこだった。クラブでは欧州の名門を率いてすばらしい成績を残してきたけれども、W杯にかかわったことが選手・指導者として1度もなかった。
 そして、結果からみれば、まさにその点がかけていたことが今回日本が予選リーグで敗退することになった唯一かつ最大の原因だと思う。

W杯経験監督である必要

 94年以来、高い関心を持ってW杯を観るのは今回で5回目になる。決勝トーナメントに進出したのは2002年と2010年。監督はトルシエと岡田さん。岡田監督は、もちろん98年フランス大会で指揮を執っているのでW杯は2度目だし、病気で倒れるまでチームを作ってきたのはオシムで、90年大会でユーゴスラビアをベスト8に導いている。トルシエはコートジボワール、ナイジェリア、ブルキナファソなどの代表監督を歴任。98年フランス大会では南アフリカ代表を率いて予選リーグを戦っている。日韓開催という地の利もあったけど、W杯経験もある監督だったのだ。
 予選敗退の98年、2006年、今回。98年は加茂周監督更迭後のサプライズでコーチから昇格した岡田監督。2006年は愛すべきジーコ。選手としてはもちろん経験があったが、監督としてW杯を戦うのは初めてだった(しかもジーコは天才型の選手、いわば長嶋タイプ。監督にはあまり向いてない気がする)。
 つまり、W杯で代表を指揮した経験の有無もまた--偶然かもしれないが--予選突破と合致している。
 
 メキシコは今回5大会連続予選突破で、アギーレ氏はそのうち2回の指揮を執っている。あえて言うと、メキシコの5大会連続決勝トーナメント進出はすばらしいけれど、それだけチャンスがありながら1度もベスト8以上に進んでいない国ということでもある。


>>>その2へ続く

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