「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

あこがれの薔薇・ウェスターランド

2007-05-16 | いとしき草花たち

 会いたかった、水も滴る美人の薔薇と会えました。
 
         
 ”二人のクローデル展”の会場・田中家で激しい雷雨に見舞われたのは、なんだかカミーユの哀しみの極みの心に打たれたような気がしました。
バスと電車の間じゅう、雨は降りつづけ、改札を出た頃には止みました。

(二つの会場に分かれたクローデル展を見た後に、何駅か先まで足を伸ばして、薔薇に会いに行ったのです。)
角を曲がった向こうに、あこがれの花は、門扉の横に連なるフェンスを覆い、のぼり、みずみずしく鮮しいオレンジ色を光らせていました。 匂うような色香。
本物に会えるとは、なんとすてきなことでしょう!
「通りすがり」のはずが、またしても、心深き友に、お世話になってしまいました。本当にありがとう! 携帯の待ち受け画面で、あこがれの花が、微笑んでくれています。

  薔薇曰く われをまもるもの そは刺に あらずして 匂
                       (ポール・クローデル:山内義雄訳)
                           熊井明子著『人はなぜ薔薇を愛するのか』より

庭には、丹精された薔薇がたくさん、淡黄色や淡紫、ローズピンクの大輪の花を掲げていて、こちらにもうっとり。この花を咲かせるために、どれだけ心をくだき、手を添えたことだろうとおもいました。
そのように大切な尊い大輪の花を四
輪も、甘えていただいて来てしまいました。
遠慮ということもせずに 恥ずかしく、反省のかぎりです。
薔薇と同じ空気の中で、今はなんと言っても幸せ!

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3 コメント

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薔薇の花 (supika)
2007-05-17 18:53:38
そそっかしくてごめんなさい。ちゃんとお書きになってたのに、よく読まなくて。

素適な薔薇のお家をご存知なんて羨ましいです。
綺麗なお写真を楽しませていただきました。

またどうぞよろしく!
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うつくしくも哀しい思い (ルピナス)
2007-05-17 16:17:04
supika様

ごめんなさい。
私の行き届かぬ文が、間違った印象を発してしまいおわびします。
その薔薇は、旧田中家住宅の物ではなく、違った場所のでした。
確かに田中家の庭には薔薇のアーチがありましたが、部屋から見たところ赤い薔薇のようでした。私、庭はほとんどみられなかったので、残念でした。大変失礼いたしました。

「うつくしくも哀しい思い」
本当に同感です。何かいっぱい書きたいことがあるような気持ちですが、後で書こうと思っています。

「ヒアシンスハウス」「二人のクローデル展」ツアー
よい日でしたね!
返信する
薔薇曰く… (supika)
2007-05-16 21:34:12
旧田中家住宅の薔薇のアーチ~、わあ 残念です。今日行ったのに上から見ただけでした。クローデルの百扇帖47「薔薇が言う わたしを守るもの それは棘ではなく わたしのかおりです」これはロラン・マブソンという人の全訳からですが、薔薇、薔薇 よかったですねえ。
今日はお天気も良く、「ヒアシンスハウス」「二人のクローデル展」みてきました。うつくしくも 哀しい 思いでいっぱいです。
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