この可愛いティアラは、いったいどなたのものでしょうか?
ああ、よくよく見れば、花の造りのなんと細やかに手の込んでいること!
上の葉が3枚、ちょっとふぞろいですが、下の葉は2枚、ひらひらと長くなっています。
花畑から鉢に移して歩廊側に置いたユキノシタに、いつの間にかつぼみが付き、花が咲きました。
ティアラというよりは、京劇のイメージも??
田舎にあったのは、もっと白っぽいものでしたが。
群生した「白い花がひらひらと風になびいている姿が愛しくてならない」と言ったのは上の日の母。
葉は、利尿や消炎の民間療法にも使われ、子どもの頃は、湿疹などに葉のしぼり汁をつけられましたっけ。
別名は鴨足草(かもあしそう)、長~い二枚の花びらの形かな。中国名は虎耳草(こじそう)などの呼び名も。
葉や茎には毛がいっぱい。葉の裏側は赤い色です。
葉は、天ぷらにするとおいしいそうです。今度、やってみましょう。
山地や岩場などのやや湿ったところに生え、匍匐枝(ほふくし) =ランナーを出してよく殖えます。
ユキノシタ科。仲間にはダイモンジソウなど。
因みに、冬の 襲(かさね)の色目に、雪の下紅梅(ゆきのしたこうばい)。
表は白、裏は紅です。
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