6・29のNHKクローズ・アップ現代を見て感動しました。
我が愛する日本へ
ドナルド・キーン 89歳の決断
70年近くにわたり日本文学を幅広く研究し、
世界に広めた功労者、アメリカ・コロンビア大学名誉教授のドナルド・キーンさんが、
東日本大震災後、日本国籍を取得し日本に永住することを表明した。
きっかけは、大震災による大きな打撃に苦しむ日本人と共に生きることで、
これまでの日本への感謝を心から示したいのだと言う。
その決意に、多くの日本人が勇気づけられた。18歳で「源氏物語」と出会い、
その後、谷崎潤一郎や川端康成、三島由紀夫といった名だたる文豪とも親交を結び、
日本文学に情熱を注ぎ続けたキーンさん。
日本を愛してやまないキーンさんの半生や、キーンさんをとらえて離さない日本の美しさとは何かに迫る。
89歳とは思えない元気さで、今も日本文学を研究しつづけている姿に勇気づけられます。
以前、日本の地下鉄で日本人に、行き方を尋ねられて、嬉しかったそうです。
日本人と思われたのですね。
海を見ながら椰子の木陰で、シェリー酒(お酒の名前は定かでない)を飲んで、のんびりなんって、まったく、したくないと。
揺るぎない生き方に、あらためて驚きでした。
素晴らしい人生を歩まれて来たのだなぁと感じました。