寒中お見舞い申しあげます
妹たちがLAから帰国して、明日、帰る。
そんなことで、慌ただしかった。
今夜、皆で食事に行く。また、いつ皆で行けるか分からない。
今年はコンスタントにブログを書こうと思っている。
これからは書きたい。
以下の書評を読んだ。
「デジタル脳クライシス」
AI の利用は、人間の脳にどんな影響を及ぼすのか。
言語脳科学者の著者は、デジタル機器に浸る現代人に
警鐘を鳴らす。
「手書きとキーボード」「紙と画面」では、脳の働きが異なる点。
記憶の定着度や文章の理解度で、手書きと紙の方が上回るという。
特に教育に於いて、AI利用は「百害あって一利なし」と著者。
必要なのは「AIを使いこなす力」ではなく「AIを使わない力」
研究に裏付けられた主張には強い説得力がある。
手書きと紙の方が理解度が高いというのは、
研究していないけれど、そうだろうなって思う。
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ドキュメンタリー映画
「小学校~それは小さな社会~」
海外11カ国の映画祭で入選。教育大国・フィンランドでは20館の
拡大公開で大ヒットを記録。
日本の小学校の1年間を迫ったドキュメンタリー映画。
海外10カ国以上でテレビやネット配信され、日本の小学校へ
視察に訪れる教育関係者もいる。
監督・編集を務めた山崎エマさんに聞いた。
私も日本の公立小学校に6年間通って、楽しい思い出がたくさんあります。
父がイギリス人で、母が日本人。
中学・高校はインターナショナルスクール。卒業後はアメリカへ渡しました。
そこで映像編集の仕事などをしていると、
「時間をきっちり守っていて責任感があるね」
「チームへの貢献が素晴らしい」
などと褒められることがたびたびありました。
当時は「日本人だから当り前」と感じていましたが、そうした私の姿勢は
小学校時代に培われたのではないかと思い始めました。
多くの日本人が持つ勤勉さや協調性といった特質を理解するヒントは、
小学校にあるのではないか。これが今作をつくるきっかけでした。
先ず撮影の許可が得られる小学校を見つけるのに6年かかりました。
ようやく決まった世田谷区の公立小学校で開始使用とした時に
コロナ禍になり、さらに1年間延期に。
カメラに収めたかったのは、授業以外の時間でした。
給食は自分たちで運んで配膳する。掃除も自分たちで。
係や委員会に所属して、学校運営にも携わる。
こうした活動は、実は世界的には珍しく、日本の「特別活動」は
海外から注目を集めています。
日本の教育の中で身に付ける協調性や助け合いの精神は素晴らしい
特質ですが、他者にプレッシャーや同調圧力にもなりえます。
小学校時代に学んだことが、実は社会全体にもつながっているのです。
感想の中で嬉しかったのは、現役の先生方からの声です。
「自分たちの仕事の尊さに、改めて気付きました」と
涙を流しながら話て下さる方もいました。
海外と比べても、日本の先生と子どもとの距離はとても密接です。
だからこそ、学校の先生は本当に偉大な職業なのでということを
伝えたい。そうした敬意や感謝も、この映画に込められています。
学校で起きていることは、学校の中だけで収まらない。
何十年後かの日本の姿だと思います。
それくらい、誰もが教育について関心を持ってほしいのです。
子どもは教育システムの中で、素直に育っていきます。それを
設計する私たち大人の責任はとても大きいです。
それぞれの立場で、次世代のことを、日本の未来のことを
考えていくのが今、必要ではないでしょうか。
NHKでこの映画の紹介を見て興味がありました。
映画館で見たいと思いました。
自分の校時代を思い出すと、小中高の中では小学校のことが
一番覚えている。白紙状態の小学校の6年間が一番大切だと思う。