円高に関してのブログを書くことが、多くなってきています。
難しいのですが、それに関しての記事などを読んでいます。
ここに書くことで、少しは自分自身が理解できると思います。
どうなる 国際通貨体制
ドル基軸は変わらない 危機説、70年代の焼き直し
(竹中 正治・龍谷大学教授)
米国債の格付け引き下げが投資家の不安を引き起こしたと報じられている。
しかし、実際には米国債は買われている。
米国の株価下落の背景は、4月以降の景気指標悪化と、
再び景気後退に陥るのではという「二番底」への不安である。
一方、欧州のポルトガル等の政府債務問題は本物の危機だ。
Q: ドル危機やドル基軸通過体制の揺らぎが取り沙汰されていますね?
A: これは過去にも何度かあった。ニクソン・ショックの時もドル危機と言われた。
「米国の時代は終わる」との論調が支配的だったが、実際そのような事態は起こらなかった。
今、言われているドルの信認問題も、ほとんど70年代の議論の焼き直しだ。
Q: 米国は世界最大の対外負債国であり、ドルは大丈夫でしょうか?
A: 半面、米国は世界最大の対外資産国でもあるという”両建て構造”を理解すべきだ。
資産価格の増加が、負債価格の変化を大きく上回っている。ドル相場の下落もこの変化に寄与している。
経常収支赤字の対GDP比もピーク時から半減している
今の状況を見る限り、米国の対外純負債は長期的に持続可能と考えている。
Q: ドルに代わる基軸通貨体制は?
A: ドル危機論者でも、ドルに代わる基軸通貨の候補が「今、ある」と言う人はいない。
ユーロの決定的弱点は主権国家としての力が背景にないことだ。
中国の人民元は国際通貨になるまでは政治、経済の大きな変革が必要だ。
Q: 円・ドル相場の行方をどう見ますか?
A: 実質金利で比較すると、今はドルのほうが円よりも低く、円高ドル安の要因だ。
政策的にできることは、日銀が量的な緩和をさらに広げることと、
円高局面でタイミングよくドル買い介入を行うことだ
その際、市場に出回る円資金を回収しない。
介入で相場を反転させることはできなくても、
円高が行き過ぎないように、しのげるかもしれない。
抜粋です。全部、理解できていませんが、なんとなく、分かりました。
22日(月)には円売り、ドル買いを決断すると思っていましたが、なしでした。
書いていると、気分が重くなってきました
※ 日本単独でできることは限られている。国際社会の協調を得るためにも、
新代表のもとで早期に安定政権を実現しないと、この難局は乗り越えられない。(新聞)