日本・トルコ合作映画「海難1890」が12月5日に全国公開されます。
杉原千畝さんの映画も実話を元にしているし。実話の重みは、計り知れない。
これも是非、観に行きたいです。
日本とトルコの友好関係の礎となったエルトゥールル号遭難事件を題材に、
日本・トルコ合作で映画化したヒューマンドラマ。
1890年9月、オスマン帝国の親善訪日使節団を乗せた軍艦エルトゥールル号が和歌山県沖で座礁し、
乗組員618人が荒れ狂う海へと投げ出された。500人以上もの犠牲者が出る中、
地元住民の懸命な救助活動によって69人の命が救われ、トルコへ帰還。
この事件をきっかけに、日本とトルコの間に厚い友情が結ばれることとなった。
そして1985年、イラン・イラク戦争で緊張が高まるテヘランに日本人215人が取り残され、
日本大使館はトルコに救出を依頼する。
田中光敏監督:
エルトゥールル号海難事故は、トルコでは教科書に載っていて、皆が知っています。
日本では、よく知らない人が多いと思います。
串本町の田嶋町長は大学の同窓生なんですが、10年前から映画にできないかと相談を受けました。
史実を学ぶうちに、こんな素晴らしい歴史のドラマを埋もれさせてはいけないと思い、八方手を尽くしました。
内野聖陽さんが演じる医師・田村元貞は、実際に樫野(現・串本町)で救助に携わった3人の医師がモデルです。
トルコ側から後日、謝礼と医療費を送りたいという申し出があっても、
お金は遺族のために使ってほしいと固辞したそうです。
海難事故のあった9月16日は内野さんの誕生日でもあり、本人も「運命を感じる」と語っています。
樫野の人々は、万一に備えた非常食も惜しむことなく提供したそうです。
無名の庶民が、誰に言われるでもなく、自分たちの命と引き換えにするほどの思いで
見知らぬ人を助けた。
テヘラン空港で邦人救出に協力してくれたトルコの人々も同様でした。
その時、テヘランには500人近いトルコ人が残っていましたが、自分たちは陸路で母国に帰ることにして、
飛行機には日本人を優先して乗せてくれたんです。
撮影当日に知ったのですが、CA役の2人の女性は、実際の救出機に搭乗したCAの娘さんです。
母親から、ぜひ参加させてもらうように言われたそうです。
また、空港で出演したエキストラの夫人たちは、ティッシュでたくさんのチューリップの花束をつくって
「日本とトルコの友好のために、この映画ができたことを誇りに思う」というメモを添え、手渡してくれました。
歴史的な瞬間を再現する高揚感というか、さざ波のような感動に包まれて、現場が一体になりました。
125年にわったって紡がれてきた日本とトルコの友情の歴史を、私たちは受け継いでいきたいと思います。
また、他の国ともそういう絆を築いていけるはず。
この映画が、そうした平和のメッセージになったら嬉しいです。
内野さんが出演しています~。
予告編をHPで観たら、永島敏行さんも出演していました。昔、彼のファンでした。
(前回、書き忘れた。中井貴一さんのファンです。徐々に思い出すって^^;)
12月上旬に公開されるのは、お正月映画の第一弾なのでしょうね。