ちょっと、長い文になっています。
最近、新聞の切り抜きや、映画のチラシなどをファイルイングしています。
以前から、ファイルに入れたりもしていたけれど、
引き出しに、2,3分類して入れていることが多かったのですが、そうしていると
見ることもなく、溜まってしまうだけでした。
そうしたら、お気に入りの切り抜きも出てきて読み直しました。
それは、映画『天井桟敷の人々』を語った、作家の赤瀬川 隼さんの記事の切り抜きです。
〈我が青春のヒーロー〉とのタイトルです。主役@バチストが彼のヒーローだったのです。
『天井桟敷の人々』(てんじょうさじきの ひとびと、原題:Les enfants du Paradis「天国の子供たち」)
製作期間3年3ヵ月、製作費16億円は、当時としては破格の規模。
また各国の映画評論家から高い評価を受ける作品でもある。
1946年、ヴェネツィア国際映画祭で特別賞を受賞。1979年、セザール賞特別名誉賞を受賞。
同年フランス映画史上ベストワンに選ばれる。
日本でも1980年、キネマ旬報、日本公開映画外国映画史上ベストワンに選ばれた。
「愛し合う者同士にはパリも狭い」といった名台詞を生み出した
ジャック・プレヴェールの脚本でも知られる。
今から、20年くらい前に、リバイバル上映があり、フランス映画史上ベストワンに選ばれていると
聞いていたので、この機会を逃したらスクリーンで見ることができないと思い、
みぞれが降るような寒い日でしたが出かけました。
娘が低学年で、家に留守番させるわけにもいかないし、
白黒で字幕の映画で、わけも分からないだろうけれど、
娘には迷惑だったろうけれど、連れていきました。
やはり、ベストワンになる映画だっと、つくづく思いました。長編なのに、長さを感じさせません。
きっと、見た人は、ヒーローのバチスト: ジャン・ルイ・バローに恋してしまうでしょう。
それから、どのくらいの月日が経ったのか、もしかしたら数ヶ月くらいか。
録画用にビデオテープを買ったら、ケースに和田誠さんの、映画シーンのイラストが
幾つも描かれていました。そこに、主人公の〈ジャン・バチスト〉のイラストもありました。
それを見た娘は、あっ、バチストだと言ったのでした
映画は分からなかったでしょうが、バチストが子供心にも焼きついていたのでしょう。
今、大人になった娘にそのことを聞いていないのですが、後で、聞いてみます。
このケースは随分、取っておいたのですがもう、なくなってしまったかも・・・。
(和田誠さんにお会いしたら、このイラストのこと聞いてみたいですって、会えるわけもないです。)
そして、ある時、週刊誌を待合室で読んでいたら、懐かしの写真のシリーズのようなのがあり、
大女優の加藤治子さんの若い頃の写真で、来日したジャン・ルイ・バローと写した写真でした。
彼も若く、さすがにステキでした。これも、忘れられません。
この写真を見ることできたのも、縁だと思います。
そういえば、『午前十時の映画祭』でも、この映画は上映されないのかな。
これはハリウッド映画だけなのかな!?
現在、昔の映画のDVDは500円とかで売っていますね。
これも、あると思いますが。
スクリーンでの印象が変わってしまうようで、DVDは見ていないのです・・・。
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映画のファイルの最初のページには 『アーティスト』 のチラシを入れました。