NHK の「クローズアップ現代+」を録画して見ました。
「ワクチン開発の立役者 カタリン・カリコ博士
山中伸弥が迫る いま知りたいこと」
カリコ博士の故郷ハンガリーと山中教授のいる大阪で
オンライン対談。
山中教授: 近いうちにノーベル医学・生理学賞だけでなく化学賞、
平和賞も受賞するのではないか。
カリコ博: 私たちの研究は先人たちの成果の上に築かれたものです。
私のことをヒーローという人がいますが、違います。
私はただ研究室にいただけです。
彼女は苦難の連続だった。
30歳の時、1985年ハンガリーは社会主義体制で経済が行き詰まり、
研究資金が打ち切られた。
通貨の持ち出しが厳しく制限される中、車を売ったお金を
娘の縫いぐるみの中に隠しアメリカに渡ることを決断した。
片道切符。何があっても成功すると信じる以外道はありませんでした。
mRNA の基礎研究に没頭します。ほとんど評価されず
研究費を減らされたり、ポスト降格されたり。
当時の主流はDNA。mRNAは、その陰にかくれていた。
山中教授: どう乗り越えたのですか?
カリコ博士: 「どうにもならないことに時間を費やすのではなく
自分が変えられることに集中しなさい」と愛読書に書いてあります。
他人や環境は変えられません。自分が今すべきことに
集中するのです。
40年の研究人生。最も誇れるものはハンガリーにいた時から
変わらなかったことです。
好奇心と熱意を持つ謙虚な科学者でいたことです。
山中教授はカリコさんの、凄さと素晴らしさを痛感しましたと、
そして、今回のパンデミックを七転び八起きで生かすことが大切。
(クローズアップ現代+ のHPに詳しく載っています)
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ワクチン開発が女性博士とは思っていませんでした。
男性だと思い込んでいた・・・
ノーベル賞を幾つも受賞するかもしれない。
キューリー婦人のような人です!!
縫いぐるみの中に隠すって、映画のワンシーンのようです。
ハリウッド映画で麻薬を縫いぐるみに隠すというのがあったと思う。