政治評論家の森田 実さんが若者に、多くの箴言(しんげん)のなかから、若者に送りたい言葉は、
孔子の『後生畏るべし』 (こうせいおそるべし)。
後世とは、後輩の世代。畏るべしとは、無限の可能性があるということ
多くの人が、悩みや苦しみに押しつぶされ、自分には可能性がないと思っているかもしれませんが、
若者には無限の可能性があるんです。
だから、失敗を恐れないでほしい。失敗は、人間に知恵と知識と理性を与えてくれる。
昨年の大震災によって、若者たちの意識は、大きく変わりました。
大きな視点に立って、日本を見直しています。
日本文化の再評価も行われています。ボランティアへの参加意識も高まりました。
その意味で、今は大きな変動期です。
若者が多くの可能性を持てるときが到来したのです。
若い時は、大きなテーマを議論すべきです。
どんな日本を築きたいのか。社会はどうあるべきなのか。人間はどう生きるべきなのか。
若者が、そうした議論を活発に行うことによって、大人も刺激をうけます。
そうやって、互いに触発し合うなかで、希望が増えていくんです
~~~
アメリカのフロンティア - 開拓の町に、旅人がたどり着くと、最初に聞かれる質問がありました。
それは「どこから来たのか?」ではありません。
「これからどこへ行くのか? 何をするつもりなのか?」という一点だったというのです。
大事なのは、「これからどうするのか」ということです
フロンティア・スピリッツはいつの時代でも忘れないようにしたいですね。