ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

名残の秋です ~国分寺市:殿ヶ谷戸庭園の紅葉~

2023-12-09 | 公園・庭園・名所

三日ほど前ですが、しばらく訪ねていなかった
殿ヶ谷戸庭園に行ってきました。
紅葉がまだ残っていると聞いたからです。
教えてくれたのは庭園からそう遠くないところ
に住んでいる元の職場の同僚。
いろいろと話をしたかったこともありました。
    
その日は在宅のはずでしたので、庭園に向かう
途中で連絡すると、声を潜めて、今電話に
出られないので後で自分から電話を入れるとのこと。
その後SMS
に”病院で診察中”との連絡が入りました。
そういえば彼は先月はじめ急患で診察を受け即入院。
それが「大正解」で大事に至らず、検査結果もよく、
1週間ほどで無事退院。

三日前の日はちょうど予後を診てもらって
いたところでした。
結局会うのは次回にしましたが、年を重ねる
たびにどこかしら故障するのは仕方がない
ことです。お互い「もの忘れ自慢」をしながら、
とりとめもない話でストレスを発散するのは
何よりの「薬」です。
”会う、話す、聞く”は、やはり元気の元ですね。

さて殿ヶ谷戸庭園です。









ここは昭和の初め、当時の三菱財閥の岩崎家の
別邸だったところですが、現在は都立庭園に
なっています。
回遊式の庭園で、芝生地、崖下の湧水池、
樹林などが四季の風情を感じさせるものに
なっています。
紅葉は見頃を少し過ぎていましたが、晩秋の
夕暮れの風情を感じさせるものでした。

写真は、本館とその前の芝生地です。
立ち木などに、こも巻き・霜よけが施され、
冬の到来を感じさせています。










芝生地も穏やかに緑が広がり、モミジとの静かな
コントラストを描き出しています。




    


和風庭園の象徴の竹林も、夕暮れ時に静かです。













茶室(紅葉亭)まわりのモミジは、建物との調和を
考えて、茶室を包み込むように作られているように
感じられます。














         
崖下の湧水地は、この庭園で一番に四季の風情を
感じさせるところです。
「贅沢」な造りと言ってもいいのではないかと
思います。













モミジは一部まだ艶やかさを残していましたが、
落葉が季節の区切りを物語っていました。



ちょうど園内の小道沿いに、キチジョウソウが
随分と花をつけていました。
葉の間にひっそりと咲いていますので、
うっかりすると見過ごしてしまいます。
ところで、キチジョウソウを見ると幸運が
訪れるそうです。
さて何をお願いしましょうか。

世界が平和でありますように!


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2 コメント

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こんばんは (さざんか)
2023-12-09 20:49:14
殿ヶ谷戸庭園、素晴らしいですね。
真っ赤なモミジ、竹林、遊水池…どこを取って贅沢でも美しく、流石は三井財閥の別邸です。
キチジョウソウ、被りましたね。
お互いに幸運を祈りましょう。
返信する
さざんかさんへ (ヒマヒマノキ)
2023-12-10 11:56:59
コメントありがとうございました。
モミジは少しづつ色が褪せていましたが、
庭園の緑とのコントラストのせいか、
まだ楽しむことができました。
財閥の別邸であったことで、後世に残る
庭園として今日に続いているようです。
キチジョウソウは夕暮れでしたし、コンデジ
だったこともあって、うまくピントを合わせる
ことができませんでした。お互い幸運に恵まれ
るといいですね。
返信する

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