ここ数日青空が広がる毎日です。もっとも、
そのぶんだいぶ冷え込むようになっていますがー。
平日に、新宿御苑に出かけました。もう何年も
行っていません。本当に久しぶりです。
実は、新宿御苑を行き先に選んだのは、見たい
ものがあったからなんです。
それは「気根(呼吸根)」なんです。
さて最寄り駅につき、今回は「新宿門」から
入場しました。写真には撮りませんでしたが、
平日とはいえ、入場チケットを買う人の列が
できていました。外国からの観光客が多い
ことには、今さらのように驚きました。
ゲート脇の銀杏です。黄葉は見頃を過ぎつつ
ありましたが、やはり写真映えがするのでしょう。
黄色い落ち葉の中で、ポーズをとる人が
たくさんいました。
入場してすぐに、すっくと伸びる
メタセコイヤの木を見つけました。
かなりの高木です。
梢のほうの紅葉はもう終わっているよう
でした。実は、始めに書いた気根(呼吸根)
を持つ木というのは、このメタセコイヤでは
なく、その仲間になりますが、ラクウショウ
(落羽松)です。
太い幹にプレートが出ているラクウショウ。
案内板には、「この木はスギ科(注:現在は
ヒノキ科に分類されているようです)の
落葉針葉樹。湿地や沼地に生育し、地面に
ごつごつ出ているのは気根と呼ばれるもので、
酸素を取り入れる働きをしている。」と
説明がなされています。
紅葉がとてもきれいな樹で、2年前に練馬区
の光が丘公園で、写真に収めています。上の
2枚の写真がそれです。ただ、光が丘の樹には、
「気根」がでていませんでしたので、いつか
みたいと思っていました。
さきほどの説明板を読むと、新宿御苑のラクウ
ショウは樹齢100年以上と出ています。
まさに巨木です。
幹周りは3mくらいあるかもしれません。
日本全国でほかにもこんな大きな木がある
のかどうか。
上の写真で、あたかも鍾乳石のように屹立
しているのが気根です。
地面が赤くなっているのはおそらく落葉した
葉ではないかと思います。自然が造り出した
美、異次元の光景です。
気根は、酸素をとりいれるそうですが、
なぜ地中に根を出しているのか。葉だけで
は生きていけないのか。
ラクウショウは、マングロウブの仲間です
が、マングローブと違って、海水の中に
根をはっているわけではないですし、
不思議です。
念願かなったところで、この機会に日本庭園
を見にいくことにしました。
新宿御苑は、1591年に徳川家康の家臣の
大名屋敷の庭園として造られ、明治に入り
国のの農事試験場を経て、宮内省の御料地
となり、明治39年(1906年)に皇室庭園
として造営されました。
戦後は「国民公園」として位置づけられ、
現在環境省所管の公園として一般公開され
ています。
新宿御苑は三つの庭園(風景式庭園・
整形式庭園・日本庭園)からなり、
日本庭園はその一つというわけです。
さすがに趣のある庭園です。
日本庭園には、晩秋の気配が漂っていました。
園内の通路際に、ツツジでしょうか、
数輪の花を見ました。
さらに、早咲きのスイセンの花も
見られました。遠い先の春の準備を
しているのでしょうか。
都内でも随一の大庭園を楽しんだ一日
でした。
先日の土・日(12月7日・8日)、
好天の東京から向かった先の高山は、
一転して雪でした。
7日に宿泊した奥飛騨の温泉は既に雪で、
深夜にはかなりの積雪となりました。
高山の市街地は積雪とまではいかなかった
ようですが、郊外は白一色でした。
何度か訪れている高山の町ですが、
雪の中を巡り歩いたのは初めてでした。
最初に訪れたのは、746年(天平18年)の
創建になるという飛騨国分寺。
奈良時代中期、聖武天皇が全国にその建立
を命じた国分寺の一つです。
以前、このブログにアップ済みですが、
その時は私は見に行けませんでした。
とりわけ見たかったのが、樹齢1250年以上
とされる大イチョウです。樹の周りは
イチョウの葉で覆われていました。
境内の鐘楼・庫裏・本堂・三重塔と
イチョウのコラボは、舞い降りる雪と
ともに思い出深いものとなりました。
続いて向かったのは、朝市が行われる宮川
の川沿いの通りです。午後の時間帯でしたので、
人の姿もまばらで、通りは静かでした。
おそらくこの雪の中でも、午前中は観光客で
賑わっていたことでしょう。
朝市の通りを横切り、古い商家や町屋が続く
「古い町並」を見て回ることにしました。
依然として雪は降り続いています。
木製の看板や格子窓、黒い壁などの店を
カメラに収めましたが、さすがに冷え込んで
います。首をすくめながら歩いていると、
とある建物の前で「よかったらどうぞ
お入りください」と呼び止められました。
町家風ですが、入り口はちょっと固そうな
雰囲気です。一瞬逡巡しましたが、
せっかくですので、入ってみました。
案内板には「村半:高山市若者等活動
事務所」と出ています。
どうやら市の施設のようです。
招き入れてくれた男性スタッフの方が、
建物の部屋や庭や蔵などの概要を説明
しながら、内部を案内してくれました。
最初に案内してくれたのは、建物の
主要な部屋である「本座敷」。
ここは賓客をもてなす座敷。障子を
左右に開くと、簡素ながら趣のある中庭が
目の前に広がりました。まるで絵画です。
寺院などにある「額縁庭園」とでもいう
感じです。
本座敷の隣にも座敷があり、立派なつくりに
なっています。ここからも中庭が見通せます。
部屋の雰囲気に合わせて据えられている
テーブルは、長持ちをリメーク。椅子は、
地元の木工スクール生が制作したもの。
いずれも最近の制作だそうで、
このことはパンフであとで知りました。
茶室が設けられていました。
ここで、賓客との茶会もなされたので
しょう。通りに面した戸口を開けて、
坪庭から直接賓客が入る様式になって
いました。
主な部屋を見終わって上り口の土間
から内部を見ていると、女性スタッフ
の方がやってきました。
この建物の来歴が書かれたパンフを
渡しながら、詳しくはユーチューブ
などSNSも見てくださいねとニッコリ。
ちなみに、パンフによると、この「村半」
という建物は、明治8年(1875年)の大火
直後に再建されたもの。10数年後に
この建物を所有した村田半次郎という実業家が、
建物を増改築をしてほぼ現在の姿にしたもの。
村田半次郎氏は、「繭」の卸売りを営んで
いた明治・大正期の豪商で、
屋号の「村半」は同氏の名前にちなんだ
ものだそうです。
女性スタッフが熱く語ってくれたのは、
ここで行われている活動と、この歴史的な
建物を、市が、若者の学びと一人ひとりの
結びつきの場として設置運営していること
のねらいでした。
「高山の高校生の多くは、地元に大学が
ないため、卒業すると市を離れていく。
そうした若者が高山に帰ってきたときの
交流の場となり、また市内外の若者が
活動を通じ、きずなを結ぶ場となり、
その力を未来の高山の地域づくりに
つなげていってほしいです。」
「さんまち」は、雪の降る中、多くの
観光客で賑わっていました。
観光で活性化が図られている高山ですが、
その一方で、若者の力を地域づくりに
活かしていこうとする行政の取り組みが
なされているんですね。
高山の魅力の別の側面を知り、次にいく
機会があったときは、もう一度聞いて
みたいと思いました。
今回「村半」のことをブログにしながら、
女性スタッフの言葉を思い出しました。
「写真はいいですね。後で写真を見る
とき、思い出すものがあります。
だから写真で二度旅をすることになるん
ですね」
そんなブログをつくることができたら
うれしいのですが、そう簡単には
いきません。毎回悪戦苦闘です。
文京区目白台にある肥後細川庭園です。
ここは、江戸末期、熊本藩(肥後藩)の
藩主であった細川家の下屋敷があった
ところです。
これまで一度も訪れたことがありません
でしたので、楽しみなものがありました。
庭園は、目白台の台地の斜面に植えられた
木々や池の周囲の野草が、池の水面に映える
という趣のある庭園です。
正門を入ると、左手に「松聲閣」と呼ばれる
建物がありました。これは細川家の学問所
だったもの。写真は庭園内から撮ったもの。
大正期の建物のようです。
園内に入り、早速に池の周囲をめぐりました。
周囲の木立が水面に映し出される様子は、
まさに絵に描いたような光景です。
どの角度からみても趣のある光景を描き
出しています。とりわけ、園内各所の松に
施された雪吊りは、晩秋の庭園の風情を
表していて、見事というほかはありません。
こうした光景をみていると、陽光が
つくりだす自然の美しさには、言葉では
言い尽くせないものを感じます。
小高い丘の小道に立ち、池を見下ろして
みました。青空を映し出した水面は、
木立の紅葉を際立たせながら、いっそう
庭園を美しいものにつくりあげていました。
庭園は木立だけではなく、巧みに野草が
配置されているようです。
とりわけ印象深かったのがツワブキです。
群生させて良し、鑓り水(やりみず)に
重ねるも良し。
松聲閣の建物脇に、夏みかんのような
大きさのミカンの実がなっていました。
一般に青みかんといわれるものでしょうか。
優雅な光景の中で、ちょっとユーモラスで、
ほっこりするものを感じます。
ともあれ、陽光に映える紅葉の美しさ、
それが自然がもたらしてくれる美しさ
でしょう。
実はこの時期、庭園は夜間にライトアップ
が行われ、陽光のもとでの美しさとはまた
別の、煌びやかな美しさが描き出されて
いました。
日中の陽光のもとでの紅葉とは違った
灯り(ライト)のもとでの美しさです。
その写真が以下です。文章の解説は野暮
というものです。それよりも、その贅沢な
美しさをご堪能ください。
陽光が描き出す美と、灯り(ライト)が
描き出す美。
幕末の細川藩主が、これら二つの美をご覧に
なったとしたら、果たしてどんな言葉を発せ
られたでしょうか。
「和の美こそ、本来の美ではないか」
「洋の美も、見事なものではないか」
さて・・・。
12月に入りました。都内の公園も随分と
色づき出しているようです。さてどこに行って
みようか。
昭和記念公園のイチョウの黄葉がテレビで
伝えられていました。それから数日経っています。
ちょっと見頃を過ぎているかもしれません。
いつものように西立川口から入っていくと、
中央の池はすっかり秋のバージョンです。
午後もやや遅い時間になっていました。
数隻のボートが、湖面に映る色づいた樹々を
波紋で揺らしながら、進んでいます。
ボート乗り場の手前の大きなメタセコイヤが
赤く色づいています。堂々と聳え立っています。
イチョウ並木の案内役といった風情です。
イチョウ並木を見通せるところまで歩いて
行きました。すると、真っ赤なモミジが
「イチョウ並木は、ここを左に曲がればすぐ
ですよ」とアナウンスしています。
「はい、イチョウ並木に到着です」と
受け付け役をしているのは、夜間ライト
アップ用の櫓の照明たちです。
ライトの点灯までは1時間以上あります
から、目下案内役に徹しているようです。
青空を背景に、軽やかに伸び上がろう
とする雲。その下には、どっしとした
雲。雲の動きの中で、ゆったり構える
イチョウ。自然はいつも私たちを
飽きさせません。
「かたらいのイチョウ並木」と名付け
られている通り。
人出がそれほど多くはないこともあり、
ゆったりとした時間が流れています。
誰もが思い思いに黄葉を楽しんでいる
ようです。静かな晩秋のひと時です。
通りは、踏みしめられたイチョウの葉で
びっしりと覆われています。
パウダーのようになっているのは、
これまでたくさんの人が行き交ったから
でしょう。
見上げれば、イチョウの葉が、
光の中で、黄金色に輝いています。
まさに自然が生み出すアートです。
通りの両側には、たくさんの落ち葉。
その中に埋もれたライトがスタンバイ。
陽が落ちてライトが点灯すれば、
人工のアートの世界です。
陽の光のアートで十分堪能できるはず
ですが、さらにライトで浮かび上がらせる。
黄金色がまた違った色に変化する。
なんと贅沢な秋の楽しみ方でしょうか。
晩秋から冬にかけての定番イベントは、
イルミネーションなどの光のイベント。
建物や樹々を光で浮かび上がらせる
ライトアップもその一つです。
今、都立小金井公園で、園内のライト
アップが行われています(12月8日まで)。
題して「小金井公園ナイトパークワンダー」。
このイベントに合わせて、「江戸東京
たてもの園」の「たてもの」のライトアップ
イベントも開催されました。(23・24日)
どんな光景が見られるか、楽しみでした。
写真は、たてもの園の上から見渡した
園内の光景です。いろいろな光のオブジェ
が設営されています。
小金井公園につき、早速公園西口の光の
アーチをくぐり、園内を進んでいきました。
まず目に飛び込んできたのは星のような
オブジェ。これは何をモチーフにしたものか。
子どもたちは、早速記念写真です。
遠くに点々と光が見えているのは、
「ミライの桜」と題したゾーンのオブジェ
です。ここには、近年桜の若木が植えられて
きています。やがて立派な桜の樹に育って
くれることを祈っているかのようです。
「宿根草園のライトアップ」です。
あかりが次々と変化していきます。
普段静かにたたずんでいる園内の巨樹
たちも、ライトに照らし出されて、
おめかしをしているようです。
錦絵ねぶた「小金井小次郎」です。
小金井小次郎は実在した小金井ゆかりの
侠客。この絵の作者は、ねぶた師として
実力者の北村春一氏だそうです。
これはなんとメルヘンチックな、
アートフラワーの回転木馬。
3頭の馬が人力で回っています。
子どもたちが乗りたい乗りたいと
親にせがんでいました。
たてもの園の旧光華殿(ビジターセンター)
前につくられたアーチとランウエーです。
イチョウをテーマにアートフラワーで
つくられています。
秋のおしゃれなオブジェです。
西口一帯のオブジェを楽しんだ後は、
「江戸東京たてもの園」のライトアップに
入園です。
普段は夜間開園されることはありませんので、
建物の窓の明かりを見ることはありません。
もちろん暗い中を歩くこともありません。
懐中電灯で目の前を照らしながら、
明かりが灯った家々を巡り歩きました。
子どもの頃は、写真のような洋館は、
見ることはほとんどありませんでした。
でも何となく、懐かしいのです。
懐かしさがこみあげてくるんです。
不思議です。なぜなのか。
はっとしました。そうなんです、
子どもの頃を思い出したからなんです。
暗がりを歩いた体験です。
子どもの頃、田舎のことですから、
夜は通りも家々も暗いものでした。
暗い中を歩くのは、ドキドキしします。
ちょっと怖いのに、どうっということ
ないと自分に言い聞かせる。
そうしたとき、目の前の家々の門灯や
玄関先や窓の明かりは、ほっとさせて
くれるものでした。安心するんです。
懐かしさを覚えながら歩いているうちに、
もう一つの思いがしてきました。
それは、人々の暮らしがなくなったはずの
建物に明かりが見え、その明かりの中に
人影が浮かんでいる。声も漏れ聞こえてくる。
まるで建物が生き返ったようなんです。
たてものというのは、生活の匂いがあって
こその建物なんですね。
ライトアップの建物を巡り歩き、ちょっと
一息ついている入園者の方たちは、どんな
感想をもったでしょうか。どんな昔を思い
出したでしょうか。
たてものに明かりが灯り、人影があり、
声がする。そこにいるのは、親や兄弟姉妹、
祖父母。家族の語らい・温もり。
命をとり戻したたてものが、私たちを
昔に誘ってくれている。
今にも発車しそうな都電。
都電も生き返って、子どもの頃の世界に
乗せていってくれそうでした。
今年もあと1月くらいを残すのみとなり
ました。最近いただいた喪中はがきに
目を通しましたら、「来年度から年始の
挨拶は控えさせていただきます」と
書かれていました。
最近は年賀状をやめる人が増えつつある
ようです。そういう私も、今年の年賀状に、
今後新年の挨拶をやめる旨を添え書きした
一人です。
人と人をつなぐ役割を果たしている年賀状
という文化は、将来は小さくなってしまう
のかもしれません。
私たちの日常的なコミュニケーションツール
は、もっぱらライン・メール・電話。
しかし、詐欺メールや不審な電話などが事件
として伝えられるたびに、まず疑うことが
先にたち、このままでは社会の信頼・信用
の関係が揺らいでいくのではないかと心配
になります。どうすればよいのか。
嫌な時代になったものです。
地域を散歩しながら、自然の移ろいには、
改めて癒しを感じます。
サザンカがあちらこちらで咲き出しました。
いつもの散歩コースで真っ先に花をつけ、
根元に赤い花びらを敷き詰めたようになる
樹です。ほっとしたものを感じます。
先月はその香りが地域をつつんでいた
キンモクセイの樹です。
今はすっかり忘れられてしまっています。
代わって、白い小さな花をつけているのが、
ヒイラギです。
ヒイラギはキンモクセイと同じモクセイ科
(モクセイ属)の木です。つまり仲間です。
クリスマスの定番のセイヨウヒイラギとは
別種で、日本に自生しています。
実は赤ではなく黒紫。翌年の初夏(5・6月頃)
に実るそうです。
以前ギンモクセイとしてブログに書きま
したが、いまだに小さい花をつけています。
もしかしてヒイラギモクセイ?。
でも葉の縁に棘はあまりみられません。
果たしてギンモクセイでいいのかどうか。
こちらは、クリスマスホーリーとも呼ばれる
セイヨウヒイラギと同じ仲間の、ヤバネヒイラ
ギモチです。
ヒイラギという名前はついていますが、
モチノキ科(モチノキ属)です。それほど実が
赤くなっていませんが、これから色づくのか
どうか、よくわかりません。
公園などに見られる花は、だいぶ少なくなっています。
ボケの花です。ただこの木は1月頃にも
花をつけていました。黄色い実もついて
いました。「寒木瓜」と言われる種類なん
でしょうか。四季咲きの種類なんでしょうか。
よくわかりませんが、きれいな花色です。
道沿いにポツンと咲いていました。
イヌホウズキではないかと思うん
ですがー。だいぶ小さい花でした。
実は緑色。秋でも見られるとはいえ、
今頃でも頑張って花をつけるんですね。
やはりハツユキソウですね。
もう終わりかと思っていましたが、
これも今頃も見られるのでしょうか。
ムラサキゴテンの花です。暖かい
気候のせいで、今頃でも花をつける
のかもしれません。
これはギボウシの花だと思いますがー。
ギボウシは夏に咲くものと思っていま
したが、今頃咲くということがあるん
でしょうか。不思議に思いながら写真
に撮ってみました。
自然は、こういう時期になればこういう
ように花が咲くと、決まっているのでは
ないんですね。興味深い光景に出会うと
調べてみたくなります。だから面白いん
です。
山梨の知人から、写真が送られてきました。
真っ赤に紅葉したモミジです。
庭に植えたモミジが見事に紅葉したので
ご覧くださいとのこと。
写真はもう一枚、柿の実の写真です。
渋柿ですが、大きな実がたくさん実ったので、
皮をむいて干し柿にするんだそうです。
都会の住宅地で暮らす私には、羨ましい
秋の楽しみです。
家人が電車でカルチャーの会に出かけた
ところ、会場の最寄り駅の近くで偶然見つけた
と、写メしてきました。鬼ゆずです。
私は、10日ほど前に、昨年実がなっていた
ところに散歩に行ったんです。でも、
残念ながらすでに収穫されていたようで、
見ることができませんでした。
意外なところにあったものです。鬼ゆずは、
柚子ではなく文旦の仲間です。
とにかく大きいです。直径は15cmぐらい
あったみたいです。面白いミカンがあった
ものです。
モミジ・柿・鬼ゆずの写真を見ながら、
実物を見たかったなと口にしていましたら、
なんと岐阜の子どもから、野菜が届きました。
数は多くはありませんが、たくさんの種類の
野菜が入っていました。
大根、人参、里芋、ヤーコン、秋縞ささげ、
伏見甘長とうがらし、サツマイモ。
サツマイモは、安納芋? 紅あずま? 金時芋?
どれかわかりませんが、とにかく人気の種類。
一月ほど置くと甘みが出るそうですから、
楽しみ。
こちらはケ―ルと手づくり醤油。
今回は自家製の醤油までついています。
もう、うれしいです。
見て楽しむのもいいですが、やはり
食べられるものが最高です。
この物価高です。急に現実的になり
ました(笑)。
早速家人に奮闘してもらいます。
秋はいい季節です。
立川駅の賑わいは、いつ出かけても、
まるで都心の駅のような錯覚すら覚えます。
4年前にできた人気スポットの「グリーン
スプリングス」は駅の北口から8分程度ですし、
その西側には、四季の花や植物が楽しめる
「国営昭和記念公園」があります。
冬の風物詩といえばイルミネーションが
その一つですが、立川では、今年も11月から、
駅北口のサンサンロードに「星の並木」
と題して、イルミネーションが点灯されて
います。紹介している上のサイトで確認し、
出かけてみました。
立川駅です。改札口を出て、人混みの中を
北口側のペデストリアンデッキに向かうと、
イルミネーションの飾りつけが目に飛び
込んできました。
きらびやかな明かりは、いつもながら、
非日常の世界へと私たちを誘っている
ようです。
デッキからモノレールの高架橋を
見上げると、モノレールがやってきました。
シャッターチャンスです。
コンデジを夜景モードにしたものの、
なかなかうまく撮れません。
なんとか撮れた写真が上です。
高架の下のほうに、イルミネーションの並木
が見えています。そこで、通りに降りて
イルミの飾りを撮ることにしました。
結構明るく感じたのですが、うまく
シャッターが下りてくれません。
ほとんどすべて失敗。
なんとか見られたものが上の数枚という
情けない結果になりました。
これから都内各地でイルミネーションが
行われていきます。
次回は何とかと思っていますが、さてうまく
いくかどうか。少しでも撮りやすいスポットを、
目下調べ中です(笑)。
暑くてたまらなかった時期がうそのようです。
もうすっかり秋です。
秋の果物を題材にした絵手紙を見せて
くれたのは、通所しているリハビリの
スタッフさんです。
柿に石榴(ザクロ)。秋の味覚です。
絵を見ながら、渋い柿をかじってしまっ
たことなど、子どもの頃が懐かしく
思い出されてきました。
日中の澄み切った青空。パンパスグラスが
秋の清々しさを感じさせてくれます。
地域を散歩をしながら、秋の実を探してみました。
秋の実というと、なぜか赤い実が多い
ような感じがします。
サザンカの実です。
去年の秋から冬にかけて咲いた花が結実
したものです。
今年の花の蕾が膨らんでいました。
これから咲く花と去年の花の実が一緒に
なるというのも、考えてみれば面白いです。
びっしりとついたピラカンサの実です。
冬になっても枝にたくさんついたままに
なっているのをよく見ます。
なぜか鳥たちは今頃は食べないみたいで、
食べ物が少なくなる冬になってから啄み
だすようです。
これはモチノキなんでしょうか、クロガネモチ
でしょうか。違いは、葉や葉柄の色で見分ける
ということのようですが、よくわかりません。
5・6mはある大きな樹にたくさんの実が
ついていました。
ノイバラの実が白い壁に映えていました。
外国風で、私のお気に入りの光景です。
ナナカマドの実は、あっというまに
なくなっていました。いろいろな鳥が
よく樹にとまっています。
鳥たちにとっておいしい実の一つなんで
しょうか。
こちらはカラスウリの実です。緑色の
実も、左のほうにまだ見えています。
ここには写っていませんが、黄色い実も
ありましたので、実は、緑から黄・赤
というように熟していくようです。
シャリンバイの実のようです。
ちょっと見にはブルーベリーの実に
似た感じがします。
この実も、鳥たちは冬に入って食べ物
が少なくなってから、食べるらしいです。
上のミカンの写真のうち、2枚目はキンカン
です。1枚目のミカンは、種類は何かよく
わかりません。小さな公園に毎年10cm以上
ある大きな実をつけますが、何でしょうか。
今年はカリンが「豊作」みたいで、
たくさんの実がついています。
だいぶ黄色く色づいてきました。
ユズリハは、雌雄異株の木です。
つまり実がついているのは雌株の木
と言うことになります。
ナンキンハゼの実です。白くなって
はじけるのはもう少し後のようです。
ナンキンハゼは、少し広い公園に
2本あったのですが、大きくなりすぎた
ためか、1本は伐採されてしまいました。
面白い実なのに、寂しくなりました。
こちらの緑色の実は、トウネズミモチの
実のようです。
熟すと黒くなっていきますが、黒くなるのは
もっと後になりそうです。
カクレミノの実です。熟すと黒紫色に
なるはずですが、これもだいぶ後に
なりそうです。
シマトネリコの翼果です。
大きな樹全体が白く霞んで見える
ほどにびっしりとついています。
風にのって、種が遠くに飛ばされて
いくようにできているというのですが、
周りは住宅で一杯です。
種が着地する空き地があるかどうか。
今の時期の花といえば、キクとかハギが
多いのですが、なんと野菜畑の縁に
コヒマワリが咲いていました。
ビニルシートに穴をあけて(マルチング)、
整然と植えられていますので、
あるいは花卉として出荷するための
ものかもしれません。
世の中は人間の諍いが絶えません。
自然の中の草木は暑かろうと寒かろうと、
時がくれば実をつけ、次の季節に備えて
います。自然の有り様を変えているのは
気候よりも、むしろ人工(人間の手)
のような気がしてなりません。
そんな中での黄色のヒマワリ。
黄色は幸せ色です。
希望の光を見た思いがしました。
府中市でジャズフェスティバルが行われました。
10月27日(日)のことです。
フェスティバルに行ったのは、ジャズが昔から
好きだったということからではありません。
実は60歳近くなってから、神戸や横浜などで
何度かライブハウスに行く機会があり、
聞いているうちに何だかとても楽しくなった
からなんです。
府中市のジャズフェスタは、題して
「けやき音楽祭 2024 JAZZ in FUCHU」。
今年で17回目。市内19会場に、約120組の
バンドが出演するという、規模の大きい
フェスタです。
府中市と言えば、かつての武蔵国の国府
(中心都市)があったところ。
JR府中本町駅のすぐ側には、その国衙
(役所)の国司(長)の館跡があり、
復元模型があります。
大國魂神社は、武蔵国の総鎮守(守り神)
なんです。
JR府中本町駅に降り立つと、会場の一つ
である駅側の広場から演奏が聞えて
きました。2・3曲聞くうちに、
次第に気分が高揚してきました。
大國魂神社を抜けてケヤキ並木の通りに
向かうと、たくさんの人出です。
通りのあちこちの会場で各バンドの演奏が
行われています。
こちらはスウィングジャズというんで
しょうか。大人数での演奏です。
とにかく楽しいです。
通り向こうからは、パレード演奏のバンドが
やってきました。
バンドの後ろには、一般の人でしょうか、
手に小さな打楽器などをもって一緒に行進
しています。沿道の人からも手拍子が
わいています。思わず私も、一緒になって
手拍子をしてしまいました。
各会場の様々なバンドです。
いろんなジャンルの演奏が、いろんな
スタイルで行われていました。
演奏する側だけでなく、聞く側も自由な
スタイルで楽しめばそれでいい。
勝手にそう決め込んで、午後のひと時を
過ごしました。
ジャズは、こんな聞き方でいいんで
しょうか。また、どこかでフェスタが
あったら、聞きに行きたいです。