インフルエンザが流行っていると聞きます。
その割には、周りにインフルエンザで大変な
思いをしたという知り合いがいません。
予防注射をしなくとも大丈夫じゃないかと
思うものの、万一感染してあとで後悔する
ことになるくらいならやっておくかと、
結局予防接種を受けてきました。
確かに病気の予防は大事ですが、心配ばかり
していてはストレスになります。
だいぶ以前のことですが、病院の定期受診の
際に、担当の先生に「おかげさまで検査結果も
いいので、ガンの心配はいらないですね」
と言いましたら、先生は茶目っ気たっぷりに
「70歳過ぎたら何の病気で亡くなるか、
わかりませんよ」と一言。
この時は、ガンだけが病気ではないから、
普段からの健康づくりに心掛けるよう
言われたと思いました。
しかし今になってみると、張り合いのある
日々を送ることが大事ですとおっしゃり
たかったのではと思うようになりました。
実際、多くの方のブログを読んでいると、
生きる「張り合い」を感じます。
書き綴られているのは、ほとんどが、
年など関係なく、日々の暮らしの中で感動
したこと、うれしかったこと、楽しかった
ことなどです。
題材は、花、鳥、食事、散策、旅、音楽etc。
自分の好きなことです。なんでもありです。
まさに”生きるっていいな”ということを
書いている、そう思えるんです。
さて今回もぶらぶら歩きです。
目的は都立薬用植物園のホトトギス。
2週間ほど前の写真ですので、今は終わって
いるものが多いと思います。
ホトトギスの名称は、その花びらの紫色の
斑紋が鳥のホトトギスの斑紋に似ている
ことから、名付けられたそうです。
鳥のホトトギスを実際に見たことがありません
ので、どう似ているのかよくわかりません。
それはともかく、ホトトギスというのは
紫色の花がとても上品な野草ですね。
ホトトギスは日本原産と考えられている
ようです。
そのホトトギスとタイワンホトトギス
との交配が進んでいるそうですが、
上の写真ではどれがどうかよくわかり
ませんでした。
こちらはシロホトトギスです。
花が釣鐘型のキイジョウロウホトトギスです。
他の花も見て歩きました。
こちらはフジバカマです。
紫色できれいですが、有毒植物の
イヌサフラン(コルチカム)です。
リクチメン(陸地綿)、ワタです。
ふわふわした白い綿毛がワタの原料に
なったんですね。
キダチタバコです。いわゆるタバコとは
別種で、観賞用の種類です。
サルビア・プラテンシス、これが本来の
メドーセージです。英名でメドーセージと
言うときは、このサルビア・プラテンシスを
指します。
実は、一般にメドーセージと言われている
ものは、サルビア・ガラニチカのことです。
日本にサルビア・ガラニチカが輸入された際に
これをメドウセージと誤って名付けて
しまったために、サルビア・ガラニチカが
日本でだけメドーセージと言う名前になって
いるのだそうです。
これはハブソウと言って、
虫刺されの薬になるんだそうです。
名前は強そうです。(笑)
今様々な菊の花が咲いていてまさに
キクのシーズンですが、上の写真の黄色い
キクはヨモギギク(タンジー)です。
その下の写真の白いキクは、
花が1.5cm程度で、リュウノウギクです。
どちらもあまり見る機会がないと思いますが、
地味に、控えめに咲いている感じがします。
果実も少し見られました。
これは生薬になるオオミサンザシの
果実です。
こちらはヘビウリです。
花はその下の写真のとおりレースの
ようです。
(写真は、(公社)東京生薬協会のHPからお借りしました。)
その花が写真のような実になるとは
とても想像できませんね。
2m近くありそうです。
ぶらぶら歩きがセカンドライフというのは
ちょっと寂しいかもしれません。
でも、自分の好きなことに張り合いを
感じるのなら何でもいいと思うのです。
ちょっとの出歩きでも「五感」で楽しむ
ことできますからー。
しなやかに「生きる」を楽しんでいきたい
と思っています。
世界が平和でありますように!
ホトトギスは品種によって真夏から秋の終わりまで、いろいろ咲いていきますね。
週末は一段と寒くなると天気予報で言っていました。11月上旬は夏日でした---。
あまり混まないところに行ってみようと思います。
11月に入ってちょっと暑い日が続いたかと
思ったら、途端に冷え込むようになりました。
秋はどこへいってしまったのか。今年の秋は
短いまま終わりそうですね。