1月4日
○2日には長男の家族と食事をしたが、そのほかは何もなく無為に過ごし、かえって疲れた。妻がいた時は子どもたちの家族が遊びに来て賑やかだったし、三が日を過ぎても何かとあり、まして現役時代はすぐに3学期が始まり、1月はあっという間に過ぎた。その勢いで2月も3月も早々に過ぎたが、勤めを辞めてからも1,2,3月が過ぎるのは速かった。今年は5日から整骨院に行くほかは何も予定がないが、やはり何となく日は過ぎて行くのかも知れない。
○東京都心部の主要百貨店の初売りは前年の売り上げを上回るなど、おおむね好調だったというニュースを見た。ある百貨店では開店から1分51秒で完売したそうだし、別の百貨店では開店前に2万人が行列を作ったという。新年の福袋などというものにはまったく興味がなく、妻も買ったことがなかったから、この騒ぎは異様にも思えるが、これを報じたYOMIURI ONNLINEはこの状況を、「最近の株価上昇など、景気の先行きに明るい兆しが見え始めたためだとみられる」と分析しているが、そうだろうか。年末の株価上昇にそんなに敏感に消費に反応するものか。何かもう一つ信じられない。中には宝石や毛皮商品など高価な品が入ったものもあったらしいが、そういうものに群がるのは富裕層とまではいかないが、かなり生活に余裕がある人たちだろう。別世界のことのように思う。
○嘉田滋賀県知事が政治団体「日本未来の会」の代表を辞任した。少数野党の県議会への予算説明が始めるのを前に「二足のわらじ」に対する批判に配慮したとされる。野党自民党のある県議は「兼務解消を求める決議は、地域の利益を代表する知事が、国政に関与すべきだはないという趣旨。参院議員との兼務を認める法改正は無理だ」と批判している。
一方、やはり「二足のわらじ」の橋下大阪市長は幹部職員に対する年頭あいさつで「僕の立場は政治的な色が強くなることを理解してもらいたい」と述べた。先の衆院選挙で日本維新の会の候補者応援に市長の公務もそこそこに飛び回っていた橋下市長はこれ以上政治色を強めるということは参院選を意識しているのだろう。嘉田知事と違って与党が多数だから何でも言え、することができる。おそらく今の彼にとっては国政が第1で、自分が参院議員になることが当面の目標なのだろう。 所詮市長はそのための足場なのだろう。
1月5日
○東京・築地市場で5日早朝、新春恒例の初競りが行われ、青森・大間産の本マグロ1本を過去最高値を約1億円上回る1億5540万円で、すし店を全国展開する「喜代村」が競り落とした。昨年も同じ店が5649万円で競り落としたと言う。初競りのお祝儀価格のだろうが、それにしてもとてつもない高値で、マグロの大きさは222キロで1キロ当たり70万円、競り値から換算すると、握り鮨1個が3万円とも5万円になるとも言うが、同社の各店では通常価格(税込み)の赤身134円~大トロ418円で販売するようだ。
大間産の本マグロと言えば,マグロの中でも特級品らしい。上等のマグロなどは口にしたことのない私には無縁のものだが、他の産地のマグロに比べると格段に旨いものなのか。食べ比べてみると違いが分かるかも知れないが、単品で出されても非常に旨いと感じるのだろうか。
○近くの店が年末にずっと休んでいた。今日開けていたので寄ってみると、主人がノロビールスにやられたということだった。彼は11月にもノロにやられている。ノロには免疫がなく何回でも感染するのだそうだ。予防薬や治療薬もない厄介なもので、彼は点滴を何回もして何とか治ったようだ。
ノロの主な症状は「嘔吐・下痢・発熱で、症状には個人差があるが、主な症状は突発的な激しい吐き気や嘔吐、下痢、腹痛、悪寒、38℃程度の発熱で、嘔吐の数時間前から胃に膨満感やもたれを感じる場合もある。これらの症状は通常、1、2日で治癒し、後遺症が残ることもない。」(Wikipedia)そうだが、最近流行が大きく、年末から病院や施設で集団感染し、高齢者の死者も出ている。注意しなければいかけないのだが、さて、どうすればよいのか。