Mさんは子供の頃遊んでいたという
懐かしいトンネルを描きました。
「思い出の貨物引込線」 F8 水彩画
淡く透明感のある画面に
トンネルの向こうが希望の光のように輝いています。
薄塗りなため、水の量を厳密に加減し
溜め、ぼかし、点描、渇筆などを駆使して
さまざまな質を表現しました。
画面の大部分を占める木々の重なりを
描き込んでいくうちに、持っていたイメージから
どんどん離れていってしまうという悩みが。
描きたいイメージを表現するために
いかに省略するか・・とても難しいところです。
何度かモチーフに選んできた
子供の頃から親しみのある場所。
思い入れのあるモチーフこそ、繰り返し
試行錯誤しながら描いてみることで
新しい何かが見つかるかもしれませんね。
どの作品にも明るい光が満ち爽やかな風が吹くMさん。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の
“作品集”の中のMさんのページに掲載されて
います。ぜひこちらもご覧下さい!