Iさんは夢のような光景を描かれました。
「花の精」 F12 日本画
山々を見はるかす草原には黄色い花々が咲き誇り、その舞台で
可憐なバレリーナが踊る準備をしています。アゲハチョウたちは
誘うように舞い、夢幻の世界をより軽やかに華やかに彩っています。
少女の美しい夢や希望を思わせる、光あふれる作品です。
近づいてみました。
しっかりと鉛筆デッサンでフォルムを研究した後に描きこんだ人物は
もちろんのこと、背景にたっぷり岩絵の具が重ねてあり深い味わいと
迫力があります。イメージを広げ、心に見える世界を描き出すための
作品とのやりとりがそのまま生気となり、作品を輝かせています。
光と影、静と動。主題やモチーフ選びに個性が光るIさんの
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Iさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。