教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

相手が違いますよ~!

2016年02月27日 | 生き物

久しぶりに晴れた♪
いそいそと少し遠くの公園にミツマタの開花の様子を見に行くと
予想に反してほとんど咲いてはいませんでしたが


梅の花の後ろにある河津桜が満開となっていました。


日あたりによって開花状況はバラバラ。
まだしばらく楽しめそうです♪

観察池はどうだろう?花よりカエルで気になるのは産卵状況です。
昨日、近所の小さな菖蒲池で見た光景には衝撃を受けました。


アズマヒキガエルのひも状卵塊がたくさん・・・ここでカエル合戦があったんだ!

今年は遠くの池に行きながらことごとく時間と場所の選択を間違えました。
来年はまずここに来よう・・・。


よく見ると小枝に引っかかっている卵がありました。
ゼラチン状の物質に守られて発生が進んでいるのが見えますが
何でこんなことになったのだろう?

そうそう、桜を見た公園の観察池に行くと水面がゆらゆら揺れており、
まれにアズマヒキガエルの鳴き声がしました♪


ちょっと遠くでカエルが積み重なってボール状になっていました。
アズマヒキガエルのカエル合戦だ~!


水の中に居るもの1匹、水面に出ているもの2匹でひとまず3匹見えます。
短い動画を録ってみました。

< ウシガエルに抱きつくアズマヒキガエル >

このとき夕方4時。あまり動きがありません。

何か違和感があるな・・・。拡大してみると


水中にいる巨大カエルはもしかして別種!後ろ脚がマダラ模様です。

2匹のヒキガエルが産卵前のメスだと思って争っているのは
なんとウシガエルでした!異種間抱接です。


こちらはちょっと若いウシガエル。

異種間抱接とは、繁殖期にカエルのオスが異種のカエルに抱きつくこと。
同種のオスに抱きついた場合には“リリースコール”が発せられ
間違いに気付くけれど、他種のカエルや鳴き声を発しない生物の場合
抱きつかれたまま息絶えることもある、ということです。

産卵行動が活発になるのは夜。カエル同士間違いに気がつくことが
できるのか、あと数時間すれば続々とカエルたちが集まってくるのか。
気になってこの場に泊り込みたくなりました。


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