銀行に用事があって外出しました。ちっともついででは
ないけれど公園にも行ってみました。
ヨウシュヤマゴボウの実が熟しはじめています。
途切れることなく降ってくる蝉時雨。
このところ日中は室内に閉じこもっていたので
やっと夏を全身で感じることができたような気がしました。
高いところまでセミの抜け殻がたくさん♪
至近距離でミンミンゼミの美しい姿を眺め
アブラゼミの飛び交う姿を目で追い
クヌギレストランをチェック。
この日はキタテハが2頭、サトキマダラヒカゲ1頭に
クロカナブンとシロテンハナムグリがお客さんでした。
まだゴマダラチョウに会えていない・・・アカボシゴマダラに負けて
いなくなってしまったのでしょうか。
蝉時雨を浴びながらクヌギレストランを眺めていると
いつまでも夏休みが続くよう望んだ、小学生の頃のことが
思い出されます。
やりたいことからやって、やるべきことは後回し。
8月末に泣きたくなるのは子供の頃から変わりません。
日差しは強いけれど風が少しサラッとしていて
やはり季節の移り変わりを感じます。
近くの公園では無花果の青い実が輝いていました。
もうすぐ旬ですね!大好きな果物のひとつです。
ここの木は穴だらけでボロボロ。
犯人はこのキボシカミキリ!どの無花果も被害にあっています。
家に植えたいとも思うけれど、カミキリムシ好みの木とあっては
考えてしまいます。
キク科のメランポジウムには小さな蝶が訪れていました。
このヤマトシジミに
イチモンジセセリ。両者ともつぶらな瞳が可愛らしい♪
なかなか生き物に会えないな~、暑すぎるのかな~?
ほの暗い水辺まで足を伸ばすと
まだいました、ハグロトンボ!
翅をゆっくりひらいて・・・パッ!ととじる。
の繰り返しを見ていると飽きません。
華奢なハグロトンボに比べればシオカラトンボの姿は
堂々たるもの。
じっとしていると汗が流れてきて、まだ夏は終わっていない♪
とちょっと安心しました。
前日の帰宅が遅かったため、次の日は一日ボ~・・・。
気がついたら夕方5時過ぎになっていました。
ちょっとでも歩こうと思い、駐車場の閉場時間が19時という
ありがたい公園へ行きました。
しまった、太陽がもうあんなに沈んでいます。急がなければ!
多くの人はお盆休みの最終日。家でくつろいでいるのか
いつもの同じ時間より人影もまばらです。
クヌギを何本かのぞくとバナナがこすり付けてありましたが
それでも甲虫類はゼロ。
元気に活動しているのはこのサトキマダラヒカゲばかりです。
もうキタテハはお休みモード。明日に備えて充電中・・
美しい蜘蛛の巣がありました。
渦巻状の隠れ帯を制作したこの蜘蛛はウズグモというのだそうです。
こちらも小さい蜘蛛。はじめ葉っぱが変にねじれているなあ~と
思ったのですが、近づいたらきゅっと縮んだので大好きな
ワキグロサツマノミダマシの幼体だとわかりました。
ノブドウの実が色づきはじめて・・秋が近づいてきているのですね。
クサギの花にはホシホウジャクが♪
ついでに大きなアゲハ類も来ないかな~と粘ったけれど
周囲がかなり暗くなっていたのに気付き、あわてて帰りました。
だいぶ日が短くなりましたね。
大磯のS先生宅で納涼会がありました。
夕方より皆徐々に集まり、食卓の準備。
海のもの山のものが華やかに彩りよく並びました。
自宅の野菜を美味しく料理してきてくれたり、田舎の料理を
もってきてくれたり。このあと参加したメンバーの持ち寄ったものを
あわせたら机にのりきらないほどで、久しぶりにお腹ぱんぱん!
心身に栄養が行き渡りました♪
引っ越したばかりの綺麗で広々としたお宅には猫たちがいて
この大柄で優しいまなざしをしたメイ(男子)を筆頭に現在5頭。
2週間前に生まれた子猫もいました!
生まれた4頭のうち2頭はもらわれていって
今家にいるのはこの2頭。キジトラちゃんのほうは
家族が決まりそうということで、黒ちゃんは募集中。
健康で好奇心旺盛!昨日離乳食を食べ始めたそうです。
ああ、かわいい・・・
しっぽの長いアツコがお母さん猫で丸い小顔の美人さん。
手前のチビ(男子)もアツコの子猫でやんちゃ盛り!
いっぱい遊んでもらいました~♪
いいな~いいな~猫との暮らし。
動く猫たちを眺めているだけで幸せ・・♪ほのぼのとしながら
楽しい夜は更けていきました。
送り火の16日も夏らしいお天気でした。
近くに広がる田んぼは青々として美しく
めでたく出穂していました。
思い返せば毎年この時期にこの写真を撮っています。
ちゃんとクモもトンボもいる素敵な田んぼ。
もしかして子供の頃より生き物が多いかもしれない・・。
長年田んぼを世話し続けている方々には頭が下がります。
用水路にはニホントカゲが暑さにボーっとしていました。
そうそう、昨日新しいことを教えていただきました。
姉が毎年植え、今年やっと根付いて何とか一本だけ咲いたミソハギ。
棚経の時、これに水を含ませてハスの葉の上に置いた供物
(水の子)にふりかける訳をご住職にお聞きしました。
洗った生米、賽の目に刻んだナスとキュウリはこの時期出てくる
餓鬼のためのもので、餓鬼は腐ったものしか食べられない故
これを毎日新しいものに変える必要はない、とのこと。
知らなかった~!
一昨年までは、後で精霊棚が濡れているのを不思議がっていたほどの
無知な我々に優しくまた新しい知識を授けていただきました。
餓鬼に食物を施し供養するという功徳がご先祖様を喜ばせることに
なるのだそうです。
風の強い夕暮れ、送り火をたきました。
遠くから目をしばたたかせて送り火を見守っていたにゃんきちは
おがらが燃え尽きたとたん母に駆け寄りおおあくび。
草だらけの庭で猫がリラックスしているこんな様子を見たら
父はさぞ驚くことでしょう。
ご住職がいらっしゃる日も雲ひとつない晴天でした。
青空にノウゼンカズラの橙色が映えます♪
玄関のタヌキは準備OK!
あっにゃんきち!
ぶるっ!
しばらくなでたらのどをならしつつ大人しくなって
にゃんきちもお迎えの準備ができました。
いざ時間になったら、どこかへ逃げてしまいましたが・・。
精霊棚のまわりには父の好きだった果物や生花
時間ぴったりにご住職はいらっしゃり棚経が始まりました。
お忙しいにもかかわらず、その後もゆっくりお話してくださり
家族それぞれの疑問質問にも答えてくださいました。
「つかぬことをおうかがいしますが・・」
それまでじっとしていた母が話し出して一瞬ぎょっとしましたが
それは姉と私が不規則な生活のために早死にするのではないか
と思っている母の、年忌法要やお墓についての心配話でした。
それにもご住職は優しくわかりやすく答えてくださり
おかげさまで皆笑顔で穏やかな心持ちになることができました。
今しなければならない仕事のひとつが終わりホッとしました。
まだ二つほどありますが・・これで制作にも集中できそう♪
何でもゆっくりペースでイヤになってしまいますが
猫を見ていると、まっいいか♪と肩の力が抜けます。
あまりにも忙しかったので私の撮影画像はナシ。
母、姉のカメラ画像を見せてもらいました。
母撮影の野良猫にゃんきち(女子)はどれものびのびしています。
庭道具が雑多に置かれている場所の日陰のところで、しかも
金網に手をのせて・・。風の通る場所を知っているのですね。
姉撮影のにゃんきちは薔薇のとげだらけのフェンスの上。
かまってほしくて剪定しているところを追いかけてきたものの
降りれなくなったとか。顔は涼しげですが・・。
お盆にぴったりなこのハスは、私は行けなかった先日のお墓参りの
際にお寺で咲いていたもの。
お墓参りのあとは、炎天下、何といつものように海岸を散策!
水着でくつろぐ人々の間を歩く長靴履いた女二人・・・。
考えただけでも暑い。よく行ったものです。
この日は葉山まで足をのばし、前日テレビで偶然知った
かき氷屋さんに行ったそうです。
霧原というお店。この時は空いていたとか。
いちごミルク!
これはブルーハワイ。爽やか~♪
見ただけで暑さが和らぐかな?
天然氷のかき氷はふわふわで美味しかったそうです。
考えれば贅沢な食べ物ですね。
庭の片すみにこんなに花開いたミソハギが一本だけありました。
棚経のため午後にはご住職がいらっしゃいます。
13日の夕方、迎え盆の最後の準備をしました。
ほぼ姉がやってくれていたので、あとはおがらと竹の準備だけ。
ディート入りの虫除けスプレーを使用して、縁側に置いた途端
にゃんきち(女子)がとんで来て歯で何かを確かめていました。
剪定ばさみを持って竹とりへ・・。
姉とフェンスの前を通ったら、ホシホウジャク!
アケビにまぎれてフェンスに絡んでいる
ヘクソカズラの葉でなにかしています。
どうやら葉一枚にひとつずつ産卵しているようです。
直径1mmほどの産みたて卵はこんなにキレイ!
ヘクソカズラを見かけるたびに切り取っていたけれど
あてにしている生き物がいたとは・・。
竹をとりに行くはずが、撮影に時間がかかってしまいました。
その間にも足の間に入ってくるにゃんきち。かわいいのう♪
ブロックの陰から遠くの何かを警戒していました。
無事小さな竹を見つけて採集し、鬼灯も飾って
精霊棚はほぼ例年通りの形にととのいました。
今回から姉がお友達から頂いたというハスの花のライトが仲間入り。
光が7色に移り変わっていくという素敵なもの♪
くるくる回るぼんぼり、お花にお菓子にお酒にビールに・・・
精霊棚がどんどん賑々しくなってきました。
明日には生花や果物などを加えるそう。
夕暮れ。
「お父さん、帰っておいで~」の母の掛け声とともに迎え火をたくと
風が強く、あっというまにおがらが燃え尽きてしまいました。
いつも心の中にいるけれど、帰ってくると聞けばやっぱり嬉しい。
明日にはご住職が棚経をあげるためにいらっしゃるのですが
今はまだ蕾のミソハギが咲くかな?それが少し心配です。
一年前、駐車場が17時までとは知らずに森を散策したあと
車を出せなくなり、暗い道を一時間以上とぼとぼ歩くという
悲しい思いをした公園。
その反省を踏まえ、今年はプレオちゃんを違う駐車場にとめ
久しぶりにゆっくり歩きました。
人が少なく、あまり手が入っていないのがよいところ。
小さな森ながら冬はアオゲラやルリビタキに会えたり
早春はカエルたちに会えたりと生き物好きには嬉しい場所なのです♪
クヌギの木も多いので夏はなんといっても樹液レストラン!
あれ~?昨年は樹液の出ているクヌギがもうたくさんあって
クワガタやルリタテハが集っていて時間を忘れるほどだったのに。
空っぽの虫かごを持った親子は木を蹴ったりしてもう必死でした。
樹液の出ている木がまず少なく、よって昆虫もおらず地面もパサパサ。
今年の夏はどの生き物にも厳しいようですね。
明るい場所に出ると、カナムグラの葉の上にキタテハが。
数頭じっとしていましたが卵を産みに来たのでしょうか。
エノキの若木にはアカボシゴマダラの幼虫が
ミネラル分を吸い上げているのか湿った地面にナミアゲハがいました。
日陰ではヤブミョウガが花盛り
日向の花壇ではアメリカフヨウが目立っていました。
ほとんど歩いていないのにもう汗だく!
それだけで体にいいことをしているような錯覚におちいります。
夕暮れになってから車で公園に出かけました。
まだ水辺でザリガニとりを楽しんでいる親子がいましたが
さらに微笑ましかったのが
お腹を冷やしていたこのシバちゃん。
飼い主の方に了解をとって撮影させていただきました。
いつもシバちゃんが納得して立ち上がるまで待っているのだそう。
一枚撮ったところでシバちゃんはもぞもぞしてムッとした表情に。
私が話しかけたせいで、安らかな水浴タイムを邪魔してしまった
ようです。ひたすら謝ってすぐその場を離れました。
ごめんね~!
猫ものびきっています。
蝶はセセリチョウしか見かけず、トンボも数頭。
元気なのはセミたちばかりで
クヌギ林ではこのアブラゼミが圧倒的に多く、ミンミンゼミと
ツクツクボウシが少し混ざり、杉のある薄暗いところに行くと
うねるようなヒグラシの蝉時雨がふってきました。
ヒグラシって夏の夕暮れにぴったり♪
おかげで気持ちは涼しくなったのですが汗がとまらないので
久しぶりにかき氷の上にソフトクリームがのっているものを食べました。
運動をしていたころはこういうものを連続で食べた上に炭酸飲料も
飲んだりしていたものですが、今は食べきるのがやっと。
また体を動かしたいな~と思ったりしますが、思うだけで
制作もPCも室内。一日のほとんどを椅子の上で過ごしています。