函館には1992年開局の日本初のコミュニティFM局「FMいるか」がある。函館とその近郊をカバーするFM放送である。そこで、年4回発行する『FMいるか通信』という冊子がある。このたび、その2006年1月~3月号の「人ネットワーク」というページに、私の山のことが『登山は自分を知る旅』という見出しで掲載された。11/19の九州の山旅へ出掛ける前日、自宅で2時間ほどの取材を受けていたのだが・・・。
9/26に「岩崎元郎さんと登る新百名山・恵山」のイベントの紹介の生放送「人ネットワーク」に出演させていただいたことが縁で、このたびの1ページ掲載となったらしい。この番組は毎週月~木までの生放送であるから、3ヶ月の間の出演者は50人ほどになる。その中からたった一人選ばれての掲載であるので名誉なことである・・・?
ページの雰囲気は写真で見ていただくとして、取材者の書かれた文面をここに紹介します。
●登山は自分を知る旅
「今も新しい発見や感動がある」。北海道だけでも300以上の山の単独登山を行っている坂口一弘さん。インタビューの翌日、坂口さんは「九州山巡りの旅」へ出発しました。
●登山のきっかけ
初めての登山は中学生のころ。遠足で登った駒ヶ岳です。たしか銚子口から、水筒さえ持たずに登りました。下山してすぐに大沼の水をゴクゴク飲んだのを覚えています。大学生になって横津岳や羊蹄山を登り、山が好きになりました。教員になって20代のころは先輩に連れられて登山をしましたが、それからしばらくブランクがあったんです。
本格的に登山を始めたのは48歳から。きっかけは血糖値が高いと指摘されたことでした。そこで、この年齢でもできる運動はないかと考えて、誰にも気兼ねすることなく自分のペースで楽しめる「一人歩き登山」を始めたわけでです。
●一人で登る意味
「一人歩き登山」の魅力は、自分の持つ能力を知り、またそれを発揮できることです。もちろん、一人だからこその危険もありますよ。つねに事故のことは考えています。あえて一人で登山しているわけですから、もし事故に遭遇したときは、他の登山者より強く非難されるはず。だから、自分の能力と状況を冷静に分析して、「無理だ」と判断した時はすぐ戻ろうと決めています。
誰にでも「一人歩き登山」を勧められるわけではありません。一人で歩くためには、何より精神的にタフでなくていけません。今でも登山の緊張感はなくなりませんが、その分だけ満足感・充実感も大きいわけです。
●そこに山がある
登山と同時に行っているのが、インターネットでの情報発信です。最初は私自身が登山の情報が欲しくてネットに接続したのですが、次第に自分の登山経験や感じたことを発信したくなりまして。昨年春に退職した後は、毎日登山をしているようなものですなので、ホームページの更新も頻繁です。山で出会った登山者が、ページの読者であることもよくあります。いろんなかたちで反応があるから楽しいです。
以前はアスリート的な登山だったのですが、最近は花を見るのが好きですね。高山植物は、どの花も小さくて可憐です。どれも平地では見ることができない、そこでしか見ることができない花でもありますし。登山をしながら、自然との一体感を楽しんでいます。
使い古された言葉ですが、やはり「そこに山がある」から、私も山に登るのだと思います。山を登るということは、自分を知ることと同じだと考えています。山に登るたびに、今でも新しい発見や出会いや感動がかならずあります。
動けなくなるまで、山を歩きたいですね。まだまだ道内にも登ってみたい山が残っていますから。
『FMいるか通信』や「FMいるか」のサイト
http://www.fmiruka.co.jp/iruka/
●この記事には、たくさんのコメントを期待しております。よろしく!
9/26に「岩崎元郎さんと登る新百名山・恵山」のイベントの紹介の生放送「人ネットワーク」に出演させていただいたことが縁で、このたびの1ページ掲載となったらしい。この番組は毎週月~木までの生放送であるから、3ヶ月の間の出演者は50人ほどになる。その中からたった一人選ばれての掲載であるので名誉なことである・・・?
ページの雰囲気は写真で見ていただくとして、取材者の書かれた文面をここに紹介します。
●登山は自分を知る旅
「今も新しい発見や感動がある」。北海道だけでも300以上の山の単独登山を行っている坂口一弘さん。インタビューの翌日、坂口さんは「九州山巡りの旅」へ出発しました。
●登山のきっかけ
初めての登山は中学生のころ。遠足で登った駒ヶ岳です。たしか銚子口から、水筒さえ持たずに登りました。下山してすぐに大沼の水をゴクゴク飲んだのを覚えています。大学生になって横津岳や羊蹄山を登り、山が好きになりました。教員になって20代のころは先輩に連れられて登山をしましたが、それからしばらくブランクがあったんです。
本格的に登山を始めたのは48歳から。きっかけは血糖値が高いと指摘されたことでした。そこで、この年齢でもできる運動はないかと考えて、誰にも気兼ねすることなく自分のペースで楽しめる「一人歩き登山」を始めたわけでです。
●一人で登る意味
「一人歩き登山」の魅力は、自分の持つ能力を知り、またそれを発揮できることです。もちろん、一人だからこその危険もありますよ。つねに事故のことは考えています。あえて一人で登山しているわけですから、もし事故に遭遇したときは、他の登山者より強く非難されるはず。だから、自分の能力と状況を冷静に分析して、「無理だ」と判断した時はすぐ戻ろうと決めています。
誰にでも「一人歩き登山」を勧められるわけではありません。一人で歩くためには、何より精神的にタフでなくていけません。今でも登山の緊張感はなくなりませんが、その分だけ満足感・充実感も大きいわけです。
●そこに山がある
登山と同時に行っているのが、インターネットでの情報発信です。最初は私自身が登山の情報が欲しくてネットに接続したのですが、次第に自分の登山経験や感じたことを発信したくなりまして。昨年春に退職した後は、毎日登山をしているようなものですなので、ホームページの更新も頻繁です。山で出会った登山者が、ページの読者であることもよくあります。いろんなかたちで反応があるから楽しいです。
以前はアスリート的な登山だったのですが、最近は花を見るのが好きですね。高山植物は、どの花も小さくて可憐です。どれも平地では見ることができない、そこでしか見ることができない花でもありますし。登山をしながら、自然との一体感を楽しんでいます。
使い古された言葉ですが、やはり「そこに山がある」から、私も山に登るのだと思います。山を登るということは、自分を知ることと同じだと考えています。山に登るたびに、今でも新しい発見や出会いや感動がかならずあります。
動けなくなるまで、山を歩きたいですね。まだまだ道内にも登ってみたい山が残っていますから。
『FMいるか通信』や「FMいるか」のサイト
http://www.fmiruka.co.jp/iruka/
●この記事には、たくさんのコメントを期待しております。よろしく!