朝起きたらすぐにでも出発できるように準備万端整えて7時過ぎには就寝態勢に入った。
しかし、白馬三山に入る前夜と同じく、ネガティブなことばかり頭をよぎって一睡もできなかった。ポジティブが取り柄の自分には珍しいことだし、こんなことは、初めての経験である。
テント泊を止めて、小屋泊なら良いのかとも考えてみたが、そういう問題でもなさそうだ。
今回のこの北アルプス山行は、計画は楽しく立てたが、家を出る前から今ひとつ乗り気になれなかった。ここへ来て、眠れないほどナーバスになるということは、「やめろ!」ということなのかも知れない。認めたくないが、74歳という年齢のせいなのだろうか?
そろそろ年齢相応の登山スタイルへの変更を検討する時期なのかもしれない。
このブログのアクセスがここ3日間なぜか異常に増えている。普段の2~3倍である。トラブルでなければ、それだけ楽しみにしてくださっていた方が多くいるということなのかもしれない。その方々には非常に申し訳ないが、とりあえず、北アルプスの縦走計画は、「白馬三山から栂海新道」も含めて断念することにした。
槍ヶ岳の再訪と高天原温泉は、何がなんでもというわけではない。天候に恵まれた一立山と蝶ヶ岳からの眺望で十分満足である。思い残すことはない。
今回の残りの、田子ノ浦から村山古道を辿っての富士山登山の計画は、とりあえず、向こうへ行ってみて、ナーバスな気分にならなければトライしてみたい。
⭕ガス中の西穂独標(2701m)
かと言ってオメオメと退散するのも悔しい。どこか日帰りで簡単に登れるところはないかと調べてみたら、ロープウェイを利用すれば、西穂高岳までは可能である。しかし、西穂は、スリリングで慎重を期する10峰もの鋭い岩峰を越えなくてはならない。一睡もしていない体にはきつそうだ。そこで、一般登山者が引き返す西穂独標まで行ってみようと思った。
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スタート時には、きれいに晴れ渡り、笠ヶ岳や抜戸岳など、10年前に縦走6日目に歩いた稜線がくっきりと見えていた。笠ヶ岳のテン場に泊り翌日1週間振りにここに下りてきたのが懐かしい。当時は、今回のような不安は微塵もなかった。
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始発の8:30の新穂高ロープウェイに乗った。このロープウェイ、日本一が2つある。唯一の2階建てで、高度差1013mの2点である。
往復で2900円のところ、JAF会員割引で2600円。
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9:10、山頂駅から登山口にでた。笠ヶ岳~槍ヶ岳~西穂高岳までの稜線が見えるはずだが、残念ながら雲が絡んでいる。敗残兵には山は微笑んでくれなかった。
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キヌガサソウの群生
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一瞬だけ姿を現してくれた西穂高岳(左奥)。独標は右のピークか?
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1時間弱で西穂高山荘へ到着。この辺りから、すっかりガスに覆われ展望はなくなる。
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山荘の前の斜面に咲くトウゲブキとマルバタケブキ
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すでにトリカブトが咲いている。
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途中の丸山から微かに姿を見せた西穂独標。しかし、山頂の岩峰は見えていない。
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登山道の真ん中に咲くトウヤクリンドウ
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手前の岩峰からガス中の頂上岩峰を見上げる。急な岩斜面を4つん這いになって登る。
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岩が積み重なった頂上。展望はなし。
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眼下に、上高地の梓川、さらには、手前に前穂高岳から下山したことのある岳沢コースの川も見える。
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30分ほどで粘って、ようやく微かに鋭い岩峰の重なりを現した、西穂高岳へ続く岩稜。
ここから、先へ進む人や登ってくる人のほとんどはヘルメットを着用している。天気が良くて、体調も良ければ、ハラハラしながらでも行ってみたかった。
下山時も、ガスは晴れることなく、周りの展望には恵まれなかった。
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ロープウェイ山頂駅から頂上を雲に覆われた北アルプス唯一の活火山・焼岳が見えた。この山は2回登っている。
ロープウェイ山頂駅から、登り2時間05分、下り1時間30分。山麓駅到着14:15。
上は寒いくらいだったのに、下は標高1000mを超えているが、上空が晴れているので、非常に暑かった。
車まで戻り、着替えて、奥飛騨の湯へ。クーラーの効いた休憩室でブログを打つ。このあと、夜は涼しい昨夜の同じ駐車場に泊り、明日以降の計画を練ることにする。
しかし、白馬三山に入る前夜と同じく、ネガティブなことばかり頭をよぎって一睡もできなかった。ポジティブが取り柄の自分には珍しいことだし、こんなことは、初めての経験である。
テント泊を止めて、小屋泊なら良いのかとも考えてみたが、そういう問題でもなさそうだ。
今回のこの北アルプス山行は、計画は楽しく立てたが、家を出る前から今ひとつ乗り気になれなかった。ここへ来て、眠れないほどナーバスになるということは、「やめろ!」ということなのかも知れない。認めたくないが、74歳という年齢のせいなのだろうか?
そろそろ年齢相応の登山スタイルへの変更を検討する時期なのかもしれない。
このブログのアクセスがここ3日間なぜか異常に増えている。普段の2~3倍である。トラブルでなければ、それだけ楽しみにしてくださっていた方が多くいるということなのかもしれない。その方々には非常に申し訳ないが、とりあえず、北アルプスの縦走計画は、「白馬三山から栂海新道」も含めて断念することにした。
槍ヶ岳の再訪と高天原温泉は、何がなんでもというわけではない。天候に恵まれた一立山と蝶ヶ岳からの眺望で十分満足である。思い残すことはない。
今回の残りの、田子ノ浦から村山古道を辿っての富士山登山の計画は、とりあえず、向こうへ行ってみて、ナーバスな気分にならなければトライしてみたい。
⭕ガス中の西穂独標(2701m)
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かと言ってオメオメと退散するのも悔しい。どこか日帰りで簡単に登れるところはないかと調べてみたら、ロープウェイを利用すれば、西穂高岳までは可能である。しかし、西穂は、スリリングで慎重を期する10峰もの鋭い岩峰を越えなくてはならない。一睡もしていない体にはきつそうだ。そこで、一般登山者が引き返す西穂独標まで行ってみようと思った。
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スタート時には、きれいに晴れ渡り、笠ヶ岳や抜戸岳など、10年前に縦走6日目に歩いた稜線がくっきりと見えていた。笠ヶ岳のテン場に泊り翌日1週間振りにここに下りてきたのが懐かしい。当時は、今回のような不安は微塵もなかった。
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始発の8:30の新穂高ロープウェイに乗った。このロープウェイ、日本一が2つある。唯一の2階建てで、高度差1013mの2点である。
往復で2900円のところ、JAF会員割引で2600円。
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9:10、山頂駅から登山口にでた。笠ヶ岳~槍ヶ岳~西穂高岳までの稜線が見えるはずだが、残念ながら雲が絡んでいる。敗残兵には山は微笑んでくれなかった。
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キヌガサソウの群生
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一瞬だけ姿を現してくれた西穂高岳(左奥)。独標は右のピークか?
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1時間弱で西穂高山荘へ到着。この辺りから、すっかりガスに覆われ展望はなくなる。
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山荘の前の斜面に咲くトウゲブキとマルバタケブキ
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すでにトリカブトが咲いている。
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途中の丸山から微かに姿を見せた西穂独標。しかし、山頂の岩峰は見えていない。
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登山道の真ん中に咲くトウヤクリンドウ
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手前の岩峰からガス中の頂上岩峰を見上げる。急な岩斜面を4つん這いになって登る。
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岩が積み重なった頂上。展望はなし。
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眼下に、上高地の梓川、さらには、手前に前穂高岳から下山したことのある岳沢コースの川も見える。
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30分ほどで粘って、ようやく微かに鋭い岩峰の重なりを現した、西穂高岳へ続く岩稜。
ここから、先へ進む人や登ってくる人のほとんどはヘルメットを着用している。天気が良くて、体調も良ければ、ハラハラしながらでも行ってみたかった。
下山時も、ガスは晴れることなく、周りの展望には恵まれなかった。
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ロープウェイ山頂駅から頂上を雲に覆われた北アルプス唯一の活火山・焼岳が見えた。この山は2回登っている。
ロープウェイ山頂駅から、登り2時間05分、下り1時間30分。山麓駅到着14:15。
上は寒いくらいだったのに、下は標高1000mを超えているが、上空が晴れているので、非常に暑かった。
車まで戻り、着替えて、奥飛騨の湯へ。クーラーの効いた休憩室でブログを打つ。このあと、夜は涼しい昨夜の同じ駐車場に泊り、明日以降の計画を練ることにする。