癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

森吉山(1445m)

2017年07月09日 | 登山・旅行
   
     〈森吉神社前から、端正な山頂部(向岳)を望む〉

 秋田県のほぼ中央部に位置する秀麗な姿の森吉山は、かつては阿仁マタギの舞台としても有名で、「花の百名山」に選ばれている。今回は花狙いの花の再訪となった。登山道は4コースある。初登の06年10月のときは、午後からだったので、コンドラも運行している一番距離の短い阿仁スキー場の幸屋コースを登り、途中からゴンドラで下りている。

 今回は、最もポピュラーなコースで、一ノ腰や森吉神社を経て、石森で前回のコースと合流する様田コースをピストンした。


 
 7:00、5合目のこめつが山荘が建つ登山口をスタート。昔は森吉スキー場だったらしいが、リフトも撤去され、ゲレンデも自然復帰が進んでいた。

      
 下の方はブナ林の中を進む。1000mを超すと、オオシラビソの原生林となる。
 外輪山の一ノ腰までは、急登が続き、たっぷり汗をかかされた。

      
 1時間で、一ノ腰(1265m)に到着。一気に展望が広がり、連瀬沢越しに端正な山頂部(主峰の向岳)が見える。

      
連瀬沢の源頭部を巻くように、方向を南に変えて、一度下って右の前岳や石森を目指す。

      
 前岳までの間には、小規模の湿原が点在する。ミツガシワやヒナザクラなどが咲いている。

      
 この辺りから、花が多くなってくる。この1枚に、昨日までも目にしたイワカガミ、ツマトリソウ、アカモノ、ハクサンチドリなど。

      
森吉神社前の木道沿いに咲くニッコウキスゲ

      
森吉神社。横に森吉神社避難小屋が建つ。

      
 神社の裏に鎮座するご神体の巨岩(冠岩)。江戸時代に2回登っているという菅江真澄の歌の石碑が建っている。

 石森(1308m)で、阿仁スキー場からの幸屋コースと合流する。下った先には森吉避難小屋が建っている。

      
一ノ腰から山頂まで、一番多く目についたウラジロコヨウラク

      
 9:10、2時間10分で、頂上到着。先客は3人だけだったが、追い越した人たちが次々と到着して賑やかになった。

      
 一等三角点の独立峰のような山ゆえに360度の大展望が広がる。しかし、低い雲が周りの山々をすべて
遮っているのが残念。

      
 20分ほど休んで一番先に下山開始。石森から一ノ腰までの稜線を見下ろす。

 日曜日でもあり、次々と多くの登山者が登ってくる。ゴンドラ利用の子ども連れの家族も多い。一番びっくりしたのは、同じ様田コースを登ってきた45人の大所帯の秋田市のグループだった。全員が通過するまでたっぷり待たされた。

 一ノ腰とのコルの雲嶺峠から登り返しが必要のない、6合目で合流する旧スキー場の管理道路を利用したコースを下った。

       
 11:20、1時間50分で登山口到着。朝は3台しかなかった駐車場がびっしりになっていた。

       
 国道へ出たところのドライブインで、昼食に食べた森吉山ダムカレー。
 平地に下りたら、33℃にもなっていた。

 明日の予定は太平山である。近くの太平山リゾート公園の中にある仁別温泉(クアドーム)まで走った。14:30から温泉に入り、クーラーの効いた休憩室でのんびり過ごし、夕食も食べた。このあと、登山口に近い仁別国民の森まで移動して車中泊予定。

 今日までは、長期予報通り、絶好の登山日和が続いて、4日連続の山行となった。そろそろ休みたいところだが、明日以降も、予報が良い方に外れ、まだ好天が続くようだ。 

   

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