折り返し地点の城岱牧場展望台~下界はガスで霞んでいる。看板の右奥に微かに見えるのが函館山。
3日ぶりに好天予報に、MTBで1年半ぶりに、自宅からの城岱スカイラインのヒルクライムに挑戦しようと思ったが、朝の内はガスが懸かって山も見えなかった。10時ごろになって青空が広がってきたので、妻が用意してくれたおにぎりをリュックに詰めて、スタート。
帰りは、桔梗高台を越えて、遅咲きのいろいろなサクラが咲く新中野ダム下のダム公園へも足を伸ばした。
コースは自宅~函館新道側道~城岱牧場展望台(568m)~函館新道側道~桔梗高台~ダム公園~自宅で、走行距離は46.3kmで、ダム公園での昼食休憩時間を入れて所要時間は4時間35分ほどであった。
展望台までの標高差は560mだが、帰りの函館新道からダム公園までの標高差も160mほどあるので、結局は登りの獲得標高差は720mほどだった。この登りが辛いけど最高のトレーニングになる。これがヒルクライムの目的である。
自宅から城岱スカイライン入口までは50分、スカイライン入口から展望台までは、写真を撮るために3回ほど休んだが63分。これまで60分は切ったことがないので、まあまあ上出来である。
城岱スカイライン入口の標高が150mあるので、往路はすべてトレーニングモードで、下りのスカイラインはわずか16分のダウンヒルモード。スカイライン入口からの復路はサイクリングモードを楽しんだ。しかし、桔梗高台への登りとダム公園までの登りも結構良いトレーニングになった。
城岱スカイライン入口。ここから7.3km、標高差420mの登りが核心部。
前3段後ろ9段のギヤの組み合わせを、いろいろ試行錯誤しながら、黙々とペダルをひたすら漕ぐ。
「展望台まであと3km」付近で、挨拶をして追い越していくロードバイクの男性
「展望台まで1km」地点。ここまでで50分だった。60分を切ろうと頑張ったが無理だった。
城岱牧場展望台上のダケカンバ林。展望台の駐車場と展望ハウスは閉鎖されていた。
ちょうど昼だったので、展望台でおにぎりをいただこうと思ったが、ガスが絡んだ強風で寒くて休む気にもならずに、すぐに下りに就いた。下りは桔梗高台への入口までは、ほとんどダウンヒルモードなので、ペダルを漕ぐことは少ない・・・十分休息ができた。高度を下げていくに連れて、切る風が徐々に暖かくなるのが面白かった。
「密です!」状態の桔梗高台パークゴルフ場。定員180名のところ200名以上入っているとのこと。函館市だけでなく、近郊の市町の公営のパークゴルフ場が休業しているので、ここに集まるらしい。
桔梗高台の緩やかな登り
ショック! 鹿の食害で全滅状態のオオバナノエンレイソウ群生地。
5/5に寄ったときには一面、蕾があったので、その後にやられたようだ。
例年は、下の画像のように一面真っ白なのに・・・あまりにもひどい状態に、場所を間違えたと思った。
昨年までの様子・・・これが全滅状態になっていた。
鹿の食痕・・・ここは1輪だけ残して周りは葉と花が食べられて、茎だけが残っている。
毎年楽しみにしていたのに・・・エンレイソウの仲間は花を咲かせるまでに10~15年を要するという。来年は果たしてどうなるのだろう?
遅咲きのダム公園のサクラ
左の南殿(ナデン)とちょうど満開状態のソメイヨシノ(右)
ここは標高が200mほどのところにあるので、市街地のソメイヨシノより遅れて、ほかの八重桜と一緒に咲く。
雨宿(あまやどり)
南殿(なでん)
蝦夷山桜(えぞやまざくら)
枝垂桜(べにしだれざくら)
緑色の花を咲かせる珍しい御衣黄(ぎょいこう)の蕾。濃い赤色の花を咲かせる関山(かんざん)もまだ蕾だった。
公園から見上げる、まさに「山笑う」状態の山肌。ここで昼食休憩を摂り、あとは下りだけの帰路に就いた。
このヒルクライムは、大腿四頭筋と臀部の筋肉の大きな疲労感に、トレーニング効果の大きさを実感でき、満足感と充実感が伴う。山を自粛している間は、週に2回くらい挑戦できれば絶好のトレーニングになるはず。それだけにきじひき高原の展望台へのゲートも早く開けてほしいものである。
あそこは私有地ですから、保護活動などは期待できないでしょう。
エゾシカの食害はあちこちで増えています。匠の森のシラネアオイもやられなければよいのですが・・・。
オオバナノエンレイソウはそろそろ行ってみようかと思っていたのに残念です。
結構酷い状態ですね。
幸い、匠の森の帰りに高橋山野草園に寄って見ることができました。
エゾシカを保護した結果、食害が増えたと聞きます。
我が家周辺でも家庭菜園が荒らされて、ネット張っているお宅がいます。
鹿の食害はいろいろなところで起きています。
恵山のシラネアオイもかなりやられています。
匠の森のシラネアオイもやられないと良いのですが・・・。
鹿に食べられたのが明らかにわかりますね。わたしは、5月3日に赤川林道の帰りに寄った時は、まだ蕾が多かったのですが、食害は全く見られませんでした。
残念です。