癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

「どうなん・とうほく山楽紀行」あと1回で終了

2019年04月05日 | 登山・旅行

第1回の「恵山・海向山」の記事

 2016年11月8日から始まった北海道新聞夕刊(道南地域情報版「みなみ風」)に連載してきた拙筆による「どうなん・とうほく山楽紀行」だが、来る4月16日掲載予定の第59回「太鼓山(厚沢部町)で終了する。隔週火曜日掲載だったが、約2年半にわたる連載だった。
 
 2月末に、「評判が良いので、あと1年くらい延長してもらえないか」との依頼を受けた。しかし、道南の山は、函館から日帰り圏内の後志や胆振まで広げて書いてきたが、登山道のある山はすべて掲載し終わった。はっきり言ってネタ切れである。登山道のない薮山を書いても、興味を持つ人は少ないだろう。
 当初は50回の予定だったが、昨秋に「紙面改編時期の春までお願いしたい」という要望を受け入れて、9回分(4ヶ月半)頑張って延長したきた。

 2012年から同じく隔週で足掛け5年間、113回も続き、拙著のもとになった北海道新聞(札幌圏版)「ほっかいどう山楽紀行」だが、その2代目の編集担当者だった相原秀起氏(現ぶんぶんクラブ事務局長)が、2016年に函館支社報道部長として栄転してきたことが、新連載のきっかけだった。

 氏から「札幌圏版の記事は地元の人が読めなかったので、こちらでも道南と東北の山を書いてもらえないか」との要望だった。たまたま北海道新幹線が開通して、東北が身近になったこともあり、東北の山(北東北)もということになった。そこで、道南の山と東北の山を2:1の割合で書き続けてきた。

 「札幌圏版」とこの「みなみ風」の一番の違いは、地元ゆえに反応が直接聞けることであった。山に興味のない人でも、自分を知っている多くの方々が読んで下さり、いろいろな感想を聞くことができたことがとてもうれしかった。特に多かったのが「とても読みやすくて、内容が多岐にわたって面白い」ということだった。

 2012年から数えると、原稿料をいただきながら、足掛け7年間も書き続けさせていただいたことは、光栄且つ幸せなことであった。どちらも12字×80行だった。書きたいことはたくさんあり、どれを削って、どれを残し、いかに決められた字数の中に収めるかが一番の悩みであった。1行削るのに1時間も掛るなどということもあった。しかし、書き上げたときの満足感の大きさが励みとなり、ここまで続けてこれた。北海道新聞社と読者の皆様にこの場をお借りして、改めて感謝申し上げたい。

 これまでの「どうなん・とうほく山楽紀行」の一覧と掲載記事は下記から読むことができます。

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