癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

3日目 鴻巣宿~8,熊谷宿~9,深谷宿<計27.4km>

2016年05月26日 | 登山・旅行

 昨日までのリュックの重さが堪えたので、四国遍路時並みの思いっ切りの軽量化を図った。洗い替えは夏物だけの2替わりとし、あと不要と思われる物や代替えが利きそうな物は全てホテルから送り返した(黒い袋)。おかげで、重さが半分くらいになり、5kg位になった。ずいぶん余計なものまで背負って来たものだ。

 ホテルの送迎車の時間が9:30と遅く、昨日の続きからのスタートが、10:00になってしまった。明日以降の計画が苦しくなるので、予定通り、熊谷宿を抜けて、深谷宿まで歩いた。軽量化の成果と温泉効果もあり、リュックの重さも気にならず、足の疲れもなく、快調なペースで歩くことができた。

 この3日間で最も暑く、汗を流しながら歩いたが、前もって予約しておいた街道沿いのきんとう旅館に、16:35に到着できた。昨日は、29kmに9時間を要したが、今日は、27kmを6時間半で歩いたことになる。


鴻巣宿商店街の歩道のこうのとりの絵と古い建物の店


鴻巣は、村人たちを救ったこうのとりを祀る鴻の宮(鴻神社)が地名のルーツと伝わる。


 氷川八幡神社は、源頼光四天王の渡辺綱が祀られていると伝えられる。地名の箕田(みだ)は、その父が箕田源氏を名乗ったことに由来。境内には、箕田の由来を記した大きな石碑もあった。


 箕田の追分に立つ中山道碑。ここから国道17号から県道365に。


 昨日までは、切れることのない市街地ばかりの歩きだったか、今日は、のどかな農村風景の中の歩きが多くなった。


 車道と別れ、荒川の土手の上の歩きもある。陽射しとアスファルトの照り返しがきつかったが、風が爽やかで開放的な眺めがうれしかった。


 世界で熊谷市にしかいないムサシトミヨが生息する、湧水を集めて流れる元荒川

 
 13:30、熊谷宿がルーツの熊谷市の駅前で、迷わず冷やし中華の昼食。熊谷市は、最近は気温の高いところで有名だ。今日も29℃まであがったようだ。氷の入った水をがぶ飲みした。


 熊谷市の中を流れる星川。昔の本陣の中の池から流れ出る人工的な川で鯉などがたくさん生息し、市民のオアシスとなっている。


 国道17号線沿いの、全国に現存する旧本陣と比べても規模・構造ともに屈指という本陣跡。しかし、熊谷宿は明治17年の火災と昭和20年の戦災で跡形もなくなったという。


 中山道は八木橋デパートの敷地の中を通っていた。表玄関から裏玄関へ抜けると、正規に近いコースになる。


 デパートの裏玄関から続く一番街商店街へ
 地名の由来となっている熊谷直実開山の熊谷(ゆうこく)寺は見逃してしまった。
 やがて、国道17号線から県道264号線の歩きとなる。


 奇妙な形の樹齢300年の欅の木が生えている新島一里塚跡


用水路が流れる街道と歴史を感じる古民家の農家


減反政策の影響が目立つ転用の麦畑


16:30、深谷宿の東の入口、東の常夜灯に到着。ここから西常夜灯までの約1.7kmの間が深谷宿である。


 さらに、5分ほど歩き、街道沿いのきんとう旅館に到着。


 予定より早く着いたので、東京駅を真似て造ったという深谷駅を見に行った。逆光なので色がくすんでいるのが残念。

 旅館へ戻り、洗濯機を回して、ビールを飲みながらトロン温泉の風呂へ。その後、乾燥機を回して夕食。風呂に入ったら、日焼けした腕と首がヒリヒリ。



 夕食付きで5184円といううれしい安さでは、十分過ぎるほど満足な夕食。

 朝、時間があったので、ガイドブックの中から、予習を兼ねて予め興味を持ち写真を撮りそうな所の説明文の下書きをしておいたので、ブログの更新が楽だった。

【歩数計】42970歩

【諸経費】ドリンク2本260円、アイス160円、ペットボトルホルダー108円、昼食756円、宿代5184円、缶ビール600円、洗濯400円、〈合計〉7468円。

 明日は、朝食を摂らないで、6時頃にはスタート予定だが、朝から雨のようだ。

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