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5分前にゴールして、こちらのゴールを待ってくれた大阪から参加のわんわんさんとともに
今シーズンのクロカンスキー大会は、昨年と同じ、1/21の「HBCハウス」(15km)を皮切りに、2月は4週連続の「札幌国際」(50km)、「おおたき」(15km)、「恵庭」(30km)、「湧別原野オホーツク」(80km)の5大会を、すべて完走できたことを素直に喜びたい。しかも、すべてが、その大会の最長距離の部門ばかりだ。ただ、今年も、一昨年秋の台風の影響で「十勝大平原」(42km)が中止になったのは残念だ。今年の5レースは暴風雪が1回もなかったことが幸いだった。ただし、「恵庭」への参加のための前日は、ホワイタウトになることもある猛吹雪の中の走行だった。
とくに2月の4週連続の大会参加は、走るマラソンならとても考えられない。クロスカントリースキーだからできることである。自分と同じように4週連続出場している人もたくさんいる。ましてや、自分の場合は、その後、登山もして帰ることも多かった。
さて、結果だが、「順位やタイムは気にしないで、年齢相応の滑走を楽しむ」ことを目標にしているとはいえ、順位やタイムが出ると、どうしても気になってしまう。やはり、一応は挑戦なのだから、のんびり楽して滑ることにも満足できないのが困るところである。ついつい頑張ってしまう。
その点、シーズン初の「HBCハウス(15km)」は、距離も短いし、タイム計測もないし、順位も出ないので気が楽だ。シーズン初めの足慣らしには絶好の大会だ。
この後の4週連続のレースモードの4大会は、昨年同様、辛いなりに最後までヘロヘロになることはなく、いずれのレースも気持ち良くゴールすることができたことだ。
中でも一番辛いのは、毎年最初の50kmの「札幌(50km)」だ。60歳前後のときは4時間切りを2度経験しているが、アップダウンがきついこともあり、一昨年までの2年は5時間も切れなくなかった。しかし、昨年と今年は5時間をなんとか切ることはできたが、わずか35秒だけという際どいタイムだった。順位は昨年よりだいぶ落ちて、370位/472名(男子完走者)だった。まだ、制限時間までは2時間余裕はある。辛くなったら、まだ真ん中より上の成績に収まれる25kmへの変更という手もあるが、完走できる内は、なんとか頑張りたいと思っている。
次の2レース目の「おおたき(15km)」は、15kmが最長である。「70歳以上の部」があるシルバー思いの大会だ。これには、全道から70代の怪物が集まってくる。特に夏のマラソン選手の凄い顔ぶれらしい。毎年60代から若い人が上がってくるので、順位も下がる一方だ。今年は昨年より2番下がって、12位/26名(エントリー数)だった。
3レース目の「恵庭(30km)」は、選定したワックスより雪温が上がり、あまり滑らなかった。しかし、粘って一定のペースで滑走を続けることができた。タイムは良く滑った昨年より20分ほども遅かったが、順位は「50歳以上の部」で、42位/74名中(完走者)と、昨年より20番以上も上がっていた。みんなが滑らなかったようだ。
最終レースとなった「湧別原野(80km)」は、自分としてはメインレースである。85kmから80kmに変更になったが、これは、たび重なるコース変更に伴い、実測したら80kmだったいうところが実情である。したがって、昨年と距離はほとんど変わってはいないようである。
レース前に、ベースワクシングをし直したことやワックスの選定が功を奏し、最後までヘロヘロにならず、快走を楽しむことができた。目標である「最後まで快い滑走を楽しむ」を達成し、タイムも、6時間35分11秒と余裕の7時間切りができ、順位も152位/389名(エントリー数)と、昨年より50番も上がり、心配だった半分以内の順位に余裕で収まった。
タイムはその時の条件で大幅に違うが、順位はある程度正直だ。とくにこのクロカンスキーのための意識的な練習やトレーニングを全くしていないので、加齢に伴う低下はやむを得ない結果だった。70歳代でも、ものすごい怪物はたくさんいる。ただ、「湧別原野」は、自分より年齢の高い人は、わずか8名しかいなくなっていた。最高齢は78歳だった。
このままズルズルと年齢相応に落ちて行くのはちょっと悔しい。もう少し走りこみや家でできる筋トレなどに日常的に取り組むようにしなくては・・・とはいつも思うのだが、毎年同じ思いを繰り返しているだけである・。
やはり好きだから続けられるのでしょうね。
来年は、ぜひいろいろな大会へ出てください。
「十勝」も復活しそうです。
前述した、滑走面のキズ、夕方にスキー板を持ってショップ行きました。酷いキズで元通りには無理と。応急で削ってもらい目立たなくはなりましたが、シーズンオフに機械で削ってもらう予定です。7、8割くらいは治るとは言われましたが(・Д・) 新品の板ならショックですよね。多くのスキーヤーがおんなじ状態だと思います。湧別の事務局にメールで大会運営に対する感謝とともに伝えました。
私の傷はそこまで酷くなさそうです。
我慢して使おうと思います。
ビンディングも自分で工夫してだましだまし使えそうです。
さらっと書いていますが,内容がとても濃いです。
全て思い描いた完走で,中身も充実して,帰りに登山!
クロカントレをしなくてもこれだけこなせるのは
驚異的です。板に乗るということでは山スキーやゲレンデも
同じ感覚なのでしょうが,山やスキーと一体になってる
sakagさんの自然人ぶりがこういうことになるのでしょうね。
少し年下の私ですが本当に刺激を貰い,「喝」を
入れられた気分です。ありがとうございます。
80歳まで確実にこのシリーズ記事が続くことを
信じております!
tonyさんもお疲れさまでした。
山パワーや歩き旅パワーが、クロカンにも好影響を与えているのだと思います。
トレーニングとか練習等が嫌なタイプですので、楽しんでやっていることが功を奏してくれるのが一番です。
そういう意味では、このクロカンは大好きだから、ここまで続けられるのでしょうね。
80歳までですか、運転ができるうちは、ヨタヨタ滑りでも、続けたいと思いますが…?
来年以降が楽しみですね。
北見でのお仕事は、転勤なのですか?それとも、江差の時のような出向?
いずれにしても、来年の十勝はぜひ復活してほしいですね。