癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

葛西紀明著『疲れない体と折れない心のつくり方』ほか

2018年01月13日 | 読書・映画

 この度8回目の冬季オリンピック代表に選ばれたレジェンドこと葛西紀明選手が昨年12月に出した著書である。

 41歳で自己最高の「個人銀メダル」を獲得し、45歳の今なお一線級の成績をマークし続ける秘訣は何だろう・・・誰しも抱く興味・関心である。きっと他人には真似のできないかなりストイックなトレーニングをしているのだろうと思ってページをめくった。

 ところが、意外と誰でもできそうな習慣やトレーニングを述べているのに驚いた。たとえば、40代になって20代と同じトレーニングをするのではなく、「年齢に見合った方法」に日々のトレーニングを切り替えた・・・その中心に置いたのが「疲れない体づくり」だそうだ。「『慢性的な疲れ』が『衰え』につながっていく」ことに実感として気づいたからとのこと。45歳になっても現役生活を続けている大きな理由の1つは、「疲れない体づくり」をつねに意識するようになったからだと言う。
 「代謝をいかに上げるか」が「疲れない体」をつくる最大のポイントだとのこと。

 そのために、実践している「5つの習慣」とその具体的な方法も述べている。
【1】体幹トレーニングで「姿勢を整える」
【2】「10分のランニング」で、むしろリフレッシュする
【3】上手にサウナに入って、とにかく「汗をかく」 
【4】「代謝を上げる食べ物」を活用する
【5】ストレッチで「下半身の柔軟性」を高める
 
 そのための具体的な留意点や方法も述べられている。特に体幹トレーニングや下半身ストレッチなどの方法を図解しているが、自分でも明日からすぐにやってみようと思うほどわずか2~3例の簡単な方法ばかりである。

 「折れない心」のためには、「心がくたびれない」「ストレスをためない」ことが大切である。そのための秘訣や、本番で「失敗しない」「緊張しない」とっておきの秘訣としての呼吸法「レジェンド・ブレス」などが述べられている。

 以上のことを「30のコツ」としてにまとめているので、驚くほどわかりやすいし、普通の人でもできる「簡単な方法」を解説していて、誰でも今日からできる内容ばかりだった。特に、「疲れない体づくり」のための方法は、まもなく74歳になる自分でもできることばかりなので、明日からでも意識的に取り組むつもりだ。

◎宮の森シャンツェでの「ワールドカップ女子ジャンプ第5戦」
 
 NHKBS1で放映された11時からの札幌宮の森シャンツェで開催された「女子ジャンプワールドカップ第5戦」を観た。


3位に終わった高梨沙羅のジャンプ


成績一覧

 結果は、これまでの今季ワールドカップの実績通りの順位だった。総合で同点で1位を分けあっているノルウエーのルンビが3勝目を挙げ、ドイツのアルトハウスが2位、高梨沙羅が3位、伊藤有希が4位だった。

 高梨と伊藤の調子が悪いのではなく、今季急激に伸びた上位の2人が強過ぎるという感じだった。飛びなれたジャンプ台でも敵わないというところに、現在の実力の違いが如実に現れている感じである。明日の宮の森、来週の蔵王で、なんとか日本の2人の巻き返しを期待したいものだ。

2 コメント

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わんわんさんへ (sakag)
2018-01-15 17:17:45
45歳であの活躍ですから凄いです。
若手の台頭が待ち遠しいですね。

私も大倉山で1度だけ見たことがあります。
迫力ありますね。
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Unknown (わんわん)
2018-01-15 12:21:11
ホントに葛西さんの活躍ぶりは凄いです。今シーズンは小林潤志郎が覚醒しましたが、他の若手が(泣)


ワタシは札幌でのコンバインドとジャンプのW杯観戦した事あります。2月の五輪前に白馬で久々にコンバインドW杯開催を観戦しに行きます。
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