癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

夏道があった阿部山(45/札幌50峰)

2019年08月10日 | 登山・旅行

冬に付けられた高いところにある頂上標識

 札幌50峰で残っているのが、冬にしか登れない大二股山、股下山、四ツ峰、つげ山、南岳、阿部山の6山だった。
 しかし、今年になって、阿部山(703m)に夏道があるという情報を得た。検索してみると、確かにその記録も見られる。この山は一昨年の冬に一度トライしているが、前夜の60cm以上のどか雪で200mほど歩いて撤退している。
 
 この山は、琴似発寒川と宮城の沢川に挟まれた尾根の上にあり、この両河川の合流地点近くには平和の滝がある。山名は最初の所有者に由来する。
 明治の末ごろに中島商事株式会社が札幌鉱山を設立し、金銀銅の採掘が行われるようになった。最盛期は500人の鉱員が働いていたが、採算が合わなくなったため1936年(昭和11年)か1937年(昭和12年)ころに閉山した。


トラックログ


 ネット上の記録では、平和霊園の上から続く林道のゲートが登山口である。
 11:40、この手前の駐車スペースに車を停めてスタート。


まもなくして、宮城野川に架かる古い鉄の橋がある。鉱山時代の遺構?
渡るのは危険なので、それに掴まって下の石を伝い歩く。


林道にははっきりとした踏み跡が続く。


 12:00、小沢の先の右側の南東尾根の末端に続く踏み跡を辿る。テープも付いている。


下の方は笹原だが、はっきりとした道が続いている。


秋の気配を感じさせるアキノキリンソウ(コガネギク)


標高400~450の間が最も急だった。雨上がりで湿気が多く?汗が吹き出る。


珍しい白花のツルリンドウが疲れを癒してくれる。


13:00、狭い裸地になった頂上到着。三角点はないが、展望もなし。
パンを1個口にしただけですぐに下山。

登り1時間20分、下り55分。展望も面白味も全くない山だった。

 しかし、札幌50峰の45番目の山をゲットできた。残りはすべて定山渓の奥にある山である。今冬のクロスカントリースキー大会の帰りにでも登れるだけ登り、50峰完登するつもりだ。

 明日は真駒内付近のフットパスの予定である。下山後そちらへ向かい、その拠点になっている駒岡交流センターの風呂に入り、フットパスの地図をコピーしてもらった。

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